Mysqliのプリペアドステートメントのエラーレポートについて（PHP）

Question

SQLの実行中にエラーを感知するため、
MySQLiのプリペアドステートメントにおいて返り値を使っています。

$stmt = $db->stmt_init(); if($stmt->prepare("INSERT INTO mytable VALUES (1,2,3)")) { $stmt->execute(); $stmt->close(); } else echo("ステートメントは失敗しました: ". $stmt->error . "<br>");
しかし、プリペアドステートメントの返り値はSQLステートメントの準備段階で
エラーがあるかどうかを感知しているだけで、実行した際のエラーは感知していないようなのです。

であれば、エラーをフラグするために実行ラインを下のように変更したほうがいいでしょうか。

if($stmt->execute()) $error=true;

また、ステートメントが安全に実行されるためにに下記のものも設定したほうがいいでしょうか。

if($stmt->errno) {$error=true;}

それとも、最初のMySQLiの'prepare'ステートメントの返り値を使っているので大丈夫なのでしょうか。

色々うかがい申し訳ないのですが、アドバイスをお願いします！

Answer 1

Mysqliの各メソッドは失敗することがあります。そのため各返り値をテストしなくてはなりません。

もし一つが失敗したとき、思っていた状態ではないオブジェクトでも
続行し続ける意味があるかを考えてみてください。

最後のオペレーションのエラーメッセージは、各コネクション/ステートメントにのみ
格納されているため、失敗したあとも作業を続行した場合になぜ失敗したのかという情報を
失ってしまう恐れがあります。

スクリプトを再び試してみるか、どこか編集するか、すべて止めるかを決めるためには、
その情報が必要となります。

また、この情報があればデバッグするのも簡単になると思いますよ。

`
$stmt = $db->prepare("INSERT INTO mytable VALUES (?,?,?)");
// prepare() はシンタックスのエラー等で失敗する可能性があります
if ( false===$stmt ) {
// 下記のオペレーションは有効/準備されたステートメントのオブジェクトが必要なため、使い続けるのはあまり意味がありません
// die()よりも少し複雑なメカニズムを使うほうがよいかもしれません
// しかし、これはただの例です
die('prepare() failed: ' . htmlspecialchars($db->error));
}

$flag = $stmt->bind_param('iii', $a, $b, $c);
// bind_param()は、ステートメントのプレースホルダーの数と合致していないことで失敗することがあります
// またはタイプがあまりあわないこともあります
if ( false===$flag ) {
// パラメータを結合することができない限り、execute()は使えません。
die('bind_param() failed: ' . htmlspecialchars($stmt->error));
}

$flag = $stmt->execute();
// execute()は複数の理由で失敗する可能性があります。そして誰かがネットワークケーブルでつまずいただけで失敗することもあります
if ( false===$flag ) {
die('execute() failed: ' . htmlspecialchars($stmt->error));
}

$stmt->close();
`