Electronでパッケージ化してexeファイルを開いたらエラーがおきた

Question

#環境
Electron (version 1.4.13)
windows10

##質門
パッケージ化する前、エラーは発生していなかったのですが。
パッケージ化した後に[ソフト名].exeを開いたらmain processでエラーがおきていました。
なぜエラーがおきているのでしょうか？

※青線を引いているところはファイルパスです。

window.jsonというファイルにwindowのサイズや最大化/最小化のデータを保存しています。;
2つめの青線の横のmain.jsの9行目の部分はちょうどwindow.jsonをreadFileSyncで読み込んでいる行です。

var windowJSON=JSON.parse(fs.readFileSync("window.json","utf8"))

Answer 1

エラーメッセージに書かれている。"何たらかんたら\windows.json"というファイルはそのパスに存在するでしょうか？まずは、そのパスにファイルがあるかを確認してください。

fs.readFileSync("window.json","utf8")と書いた場合、通常はカレントディレクトリからの相対パスで "windows.json" へアクセスしようとします。開発環境が "C:\Users\hoge\project" だった場合、"electron ." で起動した場合は、カレントディレクトリは "C:\Users\hoge\project" ですので、"C:\Users\hoge\project\windows.json" を見に行きます。しかし、パッケージして、"C:\Users\hoge\package\○○.exe" という形になって、そのexeをダブルクリックした場合、カレントディレクトリは "C:\Users\hoge\package" になるため、"C:\Users\hoge\package\windows.json" になります。exeが置いてあるフォルダに "windows.json" が置いていないと、エラーになるでしょう。

パッケージ化の方法にもよりますが、このように、開発時と実行時でカレントディレクトリが異なるため、相対パスが別のどこかを指し示している場合があります。パスがどうなっているのかを確認ください。ユーザー個別の設定ファイル等はapp.getPath("appData")で取得できるパス上に置いた方が安全です。

なお、固定のjsonを読み込みたい場合は単にconst windowsData = require("windows.json");とした方がいい場合もあります。

Comments

[退会済みユーザー]

window.jsonがありませんでした！
それでレンダラプロセスを開くところまでいったのですが。レンダラプロセスのパスを取得するコードにエラーが複数発生しました。

"パッケージ化の方法にもよりますが、このように、開発時と実行時でカレントディレクトリが異なるため"とかかれていますが、パッケージ化の前と後でファイルの配置を書き換えなくていい方法はあるのでしょうか？

それと○○.exeと同じディレクトリにappフォルダに入っているファイル(main.jsやindex.htmlやwindow.jsonなど)を全て移した場合、エラーがおきました。これはなぜなんでしょうか？
なぜwindow.jsonは同じディレクトリに置かないといけないのに、main.jsやindex.htmlはおいたらエラーがおきるのでしょうか？

[raccy]

main.jsなどはパスの指定の仕方が異なります。fs.readFileSyncのように直接見に行く方法ではパッケージ化の時に考慮されませんが、require()で別のjsを見に行くときや、index.htmlを指定するときの__dirなどはパッケージ化された後も考慮されているという形になっているということです。

fs.readSync()などで単純な相対パスを指定するのは、動作させるカレントディレクトリによって見に行くところがことなるため、app.getPath()を使って常に特定のパスを取得して、そこからの相対パスにしたほうがいいでしょう。

[退会済みユーザー]

__dirnameを使うやり方に変えたらうまくいきました！ありがとうございました