【SwiftUI】宣言した変数を使って計算した結果を変数に代入してから画面表示に使いたい

Question

前提

SwiftUIの初心者で、iPhoneアプリを作成中です。

実現したいこと

まずは、画面表示をする前に、いろいろな変数を事前に計算して設定した上で、その変数を画面に表示したいのですが、「事前に変数を計算して代入しておく」というのができていません。
たとえば、
変数 date に今日に日付を代入（これはできました）
変数 addDate に5を代入（これもできました）
この2つの変数を使って、dateの5日後の日付を変数dateに代入し直す（これができません）
このdateを、Text("\(date)")で表示したい

変数を宣言した直後にその変数を使って計算や代入をしてはいけないのでしょうか？

発生している問題・エラーメッセージ

・Cannot use instance member 'addDate' within property initializer; property initializers run before 'self' is available
・Cannot use instance member 'date' within property initializer; property initializers run before 'self' is available
・Expected 'var' keyword in property declaration
・Insert 'var '

該当のソースコード

<SwiftUI>

import SwiftUI

struct ContentView: View {
    var date = Date()
    let addDate = 5
    date = Calendar.current.date(byAdding: .day, value: addDate, to: date)!
    
    var body: some View {
        Text("\(date)")
            .padding()
    }
}

struct ContentView_Previews: PreviewProvider {
    static var previews: some View {
        ContentView()
    }
}

試したこと

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

Xcode 13.4.1

Answer 1

変数を宣言した直後にその変数を使って計算や代入をしてはいけないのでしょうか？

今、date = Calendar.current.date(byAdding: .day, value: addDate, to: date)!
を書いている場所は、struct内に宣言するメンバーを書く場所で、そこに書けるのは
let 、 var 、 func で始まる新しいプロパティや新しいメソッドの「宣言」だけです。

既存の変数に値を代入するような「処理」が書けるのはメソッドや計算型プロパティの宣言の中の
{ 〜 } で囲まれたブロックの中だけです。そのブロックの中は、
上から下に書いた順番に「処理」が実行されます。

例えば、

    var newDate: Date {
        Calendar.current.date(byAdding: .day, value: addDate, to: date)!
    }

のような、計算型プロパティを宣言すれば、{ 〜 } で囲まれたブロックの中で
addDate や date 等のプロパティを参照できますので、
それを Text("\(newDate)") で表示することができます。
なお、計算型プロパティは、プロパティにアクセスする度に
{ 〜 } で囲まれたブロック内の処理を実行します。

---

(11:05 追記)

もう1つの方法としては、イニシャライザで date の値を調整することができます。
例えば

    init() {
        date = Calendar.current.date(byAdding: .day, value: addDate, to: date)!
    }

このようなイニシャライザを追加すれば、宣言内で初期化済みのプロパティを使ってプロパティの初期値を設定することができます。

Comments

[kuwatsy]

私にとって、いただいた回答の記述は、長い間のもやもや・疑問を氷解させてくれました。
「処理」を書く場所というのが決まっているということ、「処理」を書く場所をどのように作ればいいかを、丁寧に解説していただき、うまく処理ができることを確認しました。
大変ありがとうございました。