完全外部結合(full outer join)の使い道について

Question

業務でPostgreSQLを数年使っていますが、
いまだに完全外部結合(full outer join)を使ったことがありません。
こんな時に使うと便利、こんな要求があり使いました等ありましたら教えてください。

Answer 1

他の回答者様も言及してますが、
当方としてもFULL JOINを利用する機会は数えるほど出て来るかどうかといった印象です。

またUNION、LEFT JOIN、RIGHT JOINの合わせ技で、
同じようなデータの抜き方は可能なので、必ず必要とまでも言えません。
(現にFULL JOINをサポートしないDBMSも存在しますし。ただ完全外部結合は標準SQLには定義されているため、実装するDBMSの方が多いと思われます。)

#FULL JOINのメリット
ではFULL JOINのメリットは何か？
当方の私見も入ってますが結局の所は、

• コードの記述量の削減
• 意図の明示化(完全外部結合知ってたら意図がすぐに解る)

この2点につきるのではないかと思います。
(CROSS JOINに関しては直積ですよ、という意図を明示するためだけの書き方なのかなと勝手に思ってます。)

そのため用意できるなら、
用意してくれていた方が都合が良い、というのが当方の見解です。
(くどいですが標準SQLには定義されてるので・・・)

少し脱線しますが、SQLも簡潔に書くための実装(ウィンドウ関数、CTE、行値構成子など)のサポートを着実に進めてきているので、
これらの簡潔に書くための手段を知っておいて損はないかと思います。

#どういった場面で使用する？
当方も利用機会は少ないので、
あくまで一例として何か挙げるなら、
予算・実績比較レポートの作成などでは利用されやすいのではないかなと思います。
(予算と実績テーブルが分かれている場合)

予実比較の場合だと、
予算のたてられていない実績の情報、
予算はたてられたけど実績がまだない情報のどちらも一覧で出して欲しいというケースも想定されるので、
そのような場面ではFULL JOINも有力な選択肢になり得ると思います。

ご参考までに・・・。

Answer 2

前に全てのトランザクションデータとマスタデータが「年、月、バージョン」を持っているシステムがあり、
トランザクションデータとマスタデータを結合するときは同じ「年、月、バージョン」があればそれで結合し、
同じ「年、月、バージョン」がない場合は直近の過去の「年、月、バージョン」で結合し、
過去にない場合は直近の未来の「年、月、バージョン」で結合する仕様だったのでFULL JOIN使いまくりでした。

Answer 3

本来であればリレーションするのですから片方のテーブルのデータが
もう一方のデータを包含するような設計をするので、
あまりFULL OUTER JOINを利用する機会はないかもしれませんね
2つのテーブルに直接的な相関関係がない集計をする必要もあるので
実装されていたほうが便利なのでしょうけど、代替方法もあるのでさほど重要ではありません

Answer 4

過去に何度が使った事はありますが、業務の中で使っているケースは、無かった様に思います。
テスト、検証の際に、新旧や結果の比較の時に、diffの様に使った事は有ります。
LEFTとRIGHTを2回行えば良いですが。
CROSS JOINも使った事ほとんどありません。

Answer 5

実際に FULL OUTER JOIN を使う機会は少ないようですが、テーブルを外部結合する の実例を比較すると2つのテーブルのどちらにキーがあってもSELECTされるので、こんな使い方もあるよ、って理解できるでしょう。