NASをマウントした際の、NAS側のユーザー情報リセットについて

Question

CentOS6にて作業を行っております。
以前は上記サーバーにNASをマウントし、
Tomcatからディレクトリを作成すると、
そのディレクトリのオーナー情報は「nobody」
となっておりました。(ユーザー名、グループ名)

そこで、NAS側に「tomcat」というユーザーとグループを作成し、
CentOS側の「tomcat」ユーザーのUID、GIDを合わせました。
以上の対応を行うと、アプリケーションからディレクトリを作成しても
オーナー情報は「nobody」ではなく「tomcat」となりました。

次に、NAS側から「tomcat」というユーザーとグループを削除致しました。
そして、アプリケーションからディレクトリを作成したのですが、
オーナー情報は「nobody」となって欲しい所が、
「tomcat」ユーザーになっておりました。

umount してから、再度mountしてみたりしたのですが、
結果が変わりません。

このような場合、再び「nobody」と表示されるようにするためには
どのような事が必要になってまいりますでしょうか？
よろしくお願い致します。

Comments

[ikedas]

rpc.idmapdが起動していますか (service rpcidmapd status)。また起動している場合、NAS側から「tomcat」が削除された状態でrpc.idmapdを再起動 (service rpcidmapd restart) してみると、挙動に変化がありますか。

[YuuichiroEndo]

NAS側から「tomcat」が削除された状態でrpc.idmapdを再起動し、mauntし直したら解決致しました！ありがとうございます！ベストアンサーにさせて頂きたいので回答欄に記載頂けませんでしょうか？

[ikedas]

ではお言葉に甘えて。

Answer 1

ネットワーク上のユーザ名・グループ名とOS上のUID・GIDの対応は、rpc.idmapdが管理しています。なのでマウント元のOSでUID・GIDを削除しても、以前の対応づけが残ってしまいます。

rpc.idmapdが起動している場合、再起動すれば対応づけもクリアされます。

rpc.idmapdが起動しているか確認
# service rpcidmapd status

再起動
# service rpcidmapd restart

参考: 『Red Hat Enterprise Linux 6 ストレージ管理ガイド』第9章「NFS (Network File System)」, 2013.