Scalaでのアンダースコアを使用したときの挙動について

Question

###前提・実現したいこと
Scalaの本を読んでいます。
lift関数について見ていたのですが「_ map f」のようなものがありました。
これはどのような動きをしているのでしょうか？

###該当のソースコード

def lift[A,B](f: A => B): Option[A] => Option[B] = _ map f

###試したこと

val f = (x: Int) => x + x

Some(1) map f
res: Option[Int] = Some(2)

###補足情報(言語/FW/ツール等のバージョンなど)
Scala version 2.11.7

Answer 1

解決されているようですが、少し補足。

質問者さんの回答にあるように、アンダースコアは無名関数を作るときの（無名）引数になります。

val plus1: (Int => Int) = (x: Int) = x + 1
val plus1: (Int => Int) = _ + 1

場合によっては、複数の引数を表すこともあります。
例えばソートの場合、比較関数をSeq(3, 1, 5).sortWith(_ < _)のように書くことができます。

Scalaでは他にもアンダースコアを使うケースがあります
インポートのワイルドカードだとか、関数の部分適用だとか、です。
以下の記事でまとめられています。

Scalaでアンダースコアの意味が分からなかったらここを見る - Qiita
http://qiita.com/edvakf@github/items/0caeb282db18a1e65823

代入 - Scalacheat (Scala documentation)
http://docs.scala-lang.org/ja/cheatsheets/

他にも、不要な戻り値を代入する場合に使うことがあります。

Comments

[moeii]

回答ありがとうございます。
Scalaは省略記法が多く初学者の私には混乱する部分が多いのでまとめ記事は大変参考になります。

Answer 2

「_ map f」は以下とラムダ式と同じ意味でした。

(x: Option[A] => x map f)