ScriptProcessorNodeとWAVファイルの「サンプルあたりのビット数」について

Question

質問

Qiitaの記事を読んでいて気になったところがあったので質問します。

ブラウザで録音してwavで保存

この記事でWAVファイルを作成するとき「サンプルあたりのビット数」が16bitとなってるのはなぜでしょうか？

view.setUint16(34, 16, true); // サンプルあたりのビット数

ScriptProcessorNodeから得られる値の型はFloat32Arrayなので32bitなのではと思いましたが、自分で試してみるとやはり16bitだと正しく動いて、32bitだと２倍速みたいな再生になるようです。

ScriptProcessorNodeではFloat32Arrayが使われているのにwavのバイナリでは16bitと設定する理由を教えてください。

補足

私が「サンプルあたりのビット数」が32bitではないかと思うに至った文献を引用します。

WebAudioでの音声信号処理

ちなみに量子化ビット数はFloat32Arrayなので32bitと、中々の高音質。

WebAudioで原始的な音声圧縮をやってみた

実数を使っているのでリニア量子化ではなく直接比較は難しいのですが、ダイナミックレンジ（音の大小の表現の幅）では24bit整数をはるかに超えます。こちらはハイレゾ音源の資格は十分満たしていると思います。

Answer 1

世の中で一般的な 16bit整数サンプルのwavファイルを作りたいから、というだけでしょう。関数 floatTo16BitPCM() で float のサンプルを整数に変換しています。

wavファイルはfloatのサンプルもサポートしている(WAVE_FORMAT_IEEE_FLOAT)ので、floatのまま書き出すこともできます。が、floatサンプルをサポートしていない再生環境があるかもしれません。

Comments

[hodomoe]

ありがとうございました！
floatTo16BitPCM()の中身を書き換えたらFloat32Arrayからbit/sampleが8,16,24,32のwavファイルを作るプログラムが実装できました！