まず、考え方そのものが間違っています。プログラミングは意味のない文字の羅列…ではなく、ロジックです。こう書けばいい…というものではなく、『ロジックを記述する*』です。
簡単に言えば『現実世界のシミュレーション』です。我々人間が手作業でやっている手順を、独自の書き方(JavaやC#,C++, ...といった言語の書き方とか)で書き下したものです。(それとデバッグも含まれます)
つまり、「現実世界でならどうするか」です。
まずはJavaで~と考えずに、『現実世界でならどうするか』を考えてみましょう。
今回の場合、
[依頼]
ここにサイコロがある。このサイコロを200回振り、それぞれの出た目(1~6)の回数を記録せよ。
さらにそれをグラフ化せよ。
的な依頼かなんかだと考えてみてください。仕事なり教師から頼まれたなりで。
普通に考えると、まずサイコロを振る。そして出た目をノートかなんかに記録する。1回目: 2
とか。
更にサイコロを振って出た目を同じノートかなんかに記録する。1回目: 2, 2回目: 1
とか。
さらにサイコロを振って...とこれを200回繰り返す。
そうすると、1回目: 2, 2回目: 1, 3回目: 6, 4回目: 1, ...
のようになっているはずです。
もちろん、この書き方じゃなくて数列みたいに rn = { 2, 1, 6, 1, ... } のようにしてもいいです。
とにかく記録していく。
そして、次の段階で、それぞれの目のやつを統計みたいに取る。統計っていうか、ヒストグラム?っていうやつをやる感じです。そう、イメージ的には正の字を書いていくアレです。
私なら、(記録のやつでの)一回目のやつから順に見ていく。一回目は2ですが、まだ初めて出たので、正の字の一回分を記録する。このサイトでは厳しいので数字で書きますが。2: 1回目
とか。
で、二回目は1なのですが初めて出てくるやつなので1つ目です。なので、
とする。さらに三回目もやりますが、6ですね。まだ出ていないので同じく一回目。
よって、
四回目のやつを見ると、1ですね。1はすでにあるので 1回目 + 1回 = 2回目 となりますから、1: 1回目
を 1: 2回目
に更新。
すると、
となる。これを200回分繰り返す。
そうすると、質問にあるグラフの数字版が出来る。後はこの数字分、それぞれ書いていけばいい。
もし
1: 10回
2: 3回
3: 1回
4: 20回
5: ...
6: ...
のようになっているとすると、
1は10回出ていますね。よってアスタリスクを10個書けばいい。
で出力されるグラフを見ると常に、<出た目><コロン><アスタリスクの並び>
となっています。
コロンは":"で、アスタリスクの並びはグラフのアレとします。
この書式に従って書いていけばいいだけです。
とりあえず出た目が1のときのやつは<出た目>を 1 とすればいいので、1:
を先に書く。
そして、回数分アスタリスクを書いていけば、1:**********
となるはずです。
さらに出た目 = 2 のとき、3回なので同じく、2:
を書き、続けて回数分アスタリスクを書く。
2:***
と言う風に。
これを最後まで(つまり6まで)繰り返すと、
1:**********
2:***
3:*
4:********************
5:...
6:...
のようになるはずです。
これを実装すればいいだけです。
という事は、
[大雑把な流れ]
1. 200回繰り返す
1.1. 乱数を生成し、配列に追加していく
2. ヒストグラム的なやつの数字版を計算する
3. (2)をもとにグラフを生成する
的な流れになるはずです。
上記でいう「ノートかなんかに記録する」系のアレは、「変数」や『配列』でイケますね。
で、今回は「1~6の目」であることがわかっていて、かつそれは連続した数字なので、配列で(2)を保持する事ができるはずです。
※ ただし、配列は0番目から始まります。
(3)のグラフ生成のアスタリスクを書いていくやつを考えてみましょう。
1の目が3回だと、1:***
となるはずです。で、回数が何であれ、「個数分アスタリスクを書く」のは決まっていますから、繰り返し、つまりfor文とかでできるはずです。
後は分かりますよね?