Q&A
経験上TransactionScopeクラスは最も厄介なトランザクションの手段です。
TransactionScopeクラスを使わずトランザクションを掛けるって選択肢はありますか？
C# のTransactionScopeクラスを使用してトランザクションを掛けた状態で
SQL Serverの複数のテーブルに書込をしようとしたところ
「分散トランザクション マネージャー (MSDTC) のネットワーク アクセスは無効にな っています。 コンポーネント サービス管理ツールを使用して、MSDTC のセキュリティ構成でネットワーク アクセスの DTC を有効にしてください。」
というエラーになりました
https://www.generacodice.com/jp/articolo/24689/How-do-I-enable-MSDTC-on-SQL-Server
こちらのページを参考にMSDTCの設定をし、ファイヤーウォールもオフにしたのですが
やはりMSDTCのメッセージが変わりません
何が良くなくてこの様なメッセージが出ているのでしょう
そもそも分散トランザクションになるような状況でも無いと思うのですが・・・
C# は2015(Windows10上の.NetFramework4.6)
SQLServerは2016(Windows Server 2016)です
TransactionScopeクラスの説明に[接続を分散トランザクションに暗黙的に参加させる]とあります。
一見便利そうに聞こえますが、暗黙云々を使いこなすには全てのパターンに対して熟知している必要があります。
その上で環境に応じて対処して置かなければなりません。
本番環境とそっくり同じ開発環境を用意できなければ現地で冷や汗をかきながら対処することになります…
また環境が変わると突然分散トランザクションに昇格し、それによる不具合発生なんてこともあるかもしれません。
以前からあるプログラムなので他の方法はとれません(1-2行で代替できるなら可能かとは思いますが)
ですのでMSDTCを正しく設定する方法が知りたいです
実際に何回かはまった経験では、MSDTC の設定で解決したことは一度もありません。
本当に分散トランザクションが必要なときの設定がわかればそれでいいです
分散トランザクションを使うためには、以下の2つを満たす必要があります。
・分散トランザクションが正しく機能するように環境構築されている。
・分散トランザクションが使えるように環境が常に維持-管理されている。
だから
・DB系インフラ担当者がいる場合→担当者に聞く
・DB系インフラ担当者がいない場合→分散トランザクションは使えないのでどんな設定をしても無駄
あくまでも私見で10年ちょい前の評価ですが、
TransactionScopeクラスは現場を知らない開発者が机上の空論で生んだ失敗作だから使わないほうが良い(反論歓迎)
って結論に達しました。
もちろん分散トランザクションに昇格しないように書く方法はあります。
ただしその場合にはTransactionScopeクラスを使わない方が簡単で誤解を生みにくくなります。
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