ブロックチェーンは、トランザクションの署名だけでは成り立たない？ブロックチェーンである必要ってなんでしょう？

Question

ブロックチェーンのトランザクションには、発行主の秘密鍵による署名がされているので、
トランザクション自体はそれ自体で真偽が確かめられるという認識です。

ブロックチェーンでは、そのトランザクションを取りまとめてマイニングなどを経てブロック&ブロックチェーンを生成していますが、その意味って何なのでしょうか？

分散システム上でトランザクションデータを共有する、というだけであればブロックチェーンなどを使わず、
トランザクションのまま共有する仕組みで良い様に思えてならないです。

Answer 1

分散システム上でトランザクションデータを共有する、というだけであればブロックチェーンなどを使わず、

トランザクションのまま共有する仕組みで良い様に思えてならないです。

そのまま実行すると、二重支払いが可能となってしまいます。

Comments

[maisumakun]

https://bitflyer.com/ja-jp/glossary/doublespend

[Sakaeda1112]

ビットコインなどでの活用では二重払いも問題でしょうが、
二重なトランザクションが問題無いシステムでの活用では不要では？と思った次第です。

[Sakaeda1112]

また、二重払いを防ぎたいだけなら、ブロックチェーンのような仕組み以外でもっとシンプルな解決方法があるように思えました。

[maisumakun]

> また、二重払いを防ぎたいだけなら、ブロックチェーンのような仕組み以外でもっとシンプルな解決方法があるように思えました。

それを「管理者なし」でやってのけるのがブロックチェーンの最大のメリットです。

実際、ビットコインは膨大な計算量が問題となっていますので、完全分散系で「もっとシンプルな解決方法」があれば、天下を取れるようなレベルのものです。

[maisumakun]

> 二重なトランザクションが問題無いシステムでの活用では不要では？と思った次第です。

そのとおりです。ブロックチェーンは完全分散系で「過去の歴史を踏まえた」トランザクションを矛盾なく記録するシステムなのです。合わない場所で使っても、マイニングが高コストになるだけです。

Answer 2

トランザクションの検証を、参照時に各ユーザが毎回行う手間(処理コスト)を省くために、予め検証しておくための仕組み。

この「予め検証」を誰が行うか？特定の管理者などが行うとすると、その管理者は信頼できるのか？といった問題が出てくるため、そのブロックチェーンに参加しているノードがみんなで検証する様にした。

その上で、

• ブロックによってトランザクションを塊で扱えるようになって効率化
• バラバラのブロックのままだと、それがノード全体で承認されているものかを把握するのが大変なので、ブロックを一繋のチェーンにして、そのチェーンを全ノードで共有するようにした

というところですかね。