postfixからのバウンスメールのFROMアドレス指定について

postfixから送信されるバウンスメールについて質問があります。

postfixを使用して存在しないドメイン等にメールの送信を行うとバウンスメールが届きますが
バウンスメールの送信元アドレスが『MAILER-DAEMON@XXXXXXXX』になります。
こちらを任意のアドレスに設定することは可能でしょうか。

バージョン等
CentOS8
postfix 3.3.1

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回答2件

なぜ変更したいのでしょうか?

通常、このFromのアドレスを変更する必要は無いと思います。
変更したい理由によっては、より良い解決方法が有るかもしれません。

バウンスメールのFromアドレスは、bounce templateを編集する事によって変更が出来ます。

デフォルトではPostfix内蔵のbounce templateが使われます。
変更するには、この内蔵のbounce templateと同じ内容の設定ファイルをコピーして、それを書き換える方が楽でしょう。

cd /etc/postfix
sudo cp /usr/share/doc/postfix/bounce.cf.default bounce.cf
sudo vi bounce.cf

コピーしたbounce.cfのfailure_template = <<EOFの行からEOFの行までがバウンス時の通知のテンプレートとなります。この部分のFrom:行を書き換えます。

変更前

～略～
failure_template = <<EOF
Charset: us-ascii
From: MAILER-DAEMON (Mail Delivery System)
Subject: Undelivered Mail Returned to Sender
Postmaster-Subject: Postmaster Copy: Undelivered Mail
 
～略～

######変更後

～略～
failure_template = <<EOF
Charset: us-ascii
From: MEIRAADEEMON@example.jp (Mail Delivery System)
Subject: Undelivered Mail Returned to Sender
Postmaster-Subject: Postmaster Copy: Undelivered Mail
 
～略～

例のように、メールアドレスの@以降も書いた場合はそのアドレスが使われます。
変更前のように@以降を省略した場合は、myoriginの設定で補われます。

書き換えが終わったら、この書き換えたbouce.cfを使うようPostfixの設定を変更します。

sudo postconf -e bounce_template_file=/etc/postfix/bounce.cf

変更した設定が使われるよう、設定の再読み込みを行います。

sudo systemctl reload postfix

これでバウンスメールのFromアドレスが変更されるはずです。

最後にもう一度書きますが、なぜ変更したいのでしょうか?
理由によっては、より良い解決方法が有るかもしれません。

投稿2021/09/23 15:44

doda

総合スコア947

ken2001

2021/09/24 08:42

ご回答ありがとうございます。変更を行いたいというような質問をさせていただきましたが、以下の確認の為質問させていただきました。実際のバウンスメールは『MAILER-DAEMON@XXXXXXXX』というようにアドレスが表示されているのですがサーバーのpostfixのmaillogに以下のように【from=<>】と表示されいる為、設定確認もかねて質問させていただきました。 XXX XX XX:XX:XX XXXXXXXX postfix/qmgr[XXXX]: XXXXXXX: from=<>, size=XXXX, nrcpt=1 (queue active) こちらについては、このような仕様なのでしょうか別の質問になってしまい申し訳ありませんが、ご回答よろしくお願いいたします。

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