最近の Web アプリのフレームワークを利用した画面だとキー入力イベントによって JavaScript とかを実行するものが多いのですが、恐らく対象の Web 画面はそのような作りになっているのが原因かなと予想します。
Blue Prism の書き込むステージを利用した場合、実際のキー入力とは異なり内部的な API を経由してデータを入力するようなのでキー入力イベントが期待通り動作していないのかなと思います。
そのような状況の場合は、実際のキー入力と同様の処理を自動化する グローバルキー送信 機能を利用することで回避できる可能性が高いです。
具体的な方法としては以下となります。
- 対象画面を最前面にする(アクティベーションする)
- 入力フィールドへフォーカスを遷移する
- グローバルキー送信で任意の文字列を入力する
先ず、上記 1) を実施するためには、Win32 モードで Chrome 全体をスパイしておく必要があります。
コツとしては以下のようなハイライト結果となるように Chrome の大外を対象にスパイします。
次に、入力フィールドはブラウザモードでスパイします。(ここは既にご存じのやり方で対応ください)
実際に上記の 1) 2) 3) を実施するには、操作ステージで以下のような定義を行います。
最初にアプリ全体をスパイした要素をアクティベーションし、対象フィールドへフォーカスを遷移し、グローバルキー送信で任意の文字列を送信しています。(ここでは 東京 と言う文字を入力しています)
最後に、エンターキーを入力するために "{ENTER}" を指定すると入力した内容を確定することができ、Web アプリが想定する動作になるかと思います。(アプリによってはエンターキーではなくタブキー "{TAB}" を指定した方が良い場合があります)
あと、個々のアクション処理が速すぎで空振りしてしまうケースが考えられるため、[各ステップの後に一時停止(秒)] フィールドへ 0.5 秒などを指定しておくと良いかも知れません。
上記手順が何かしら参考になれば幸いです。
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2021/09/20 06:29
2021/09/21 04:40