バウンスメールの送信先

Question

①
バウンスメールの送信元をログで確認すると、
from=<>
もしくは
from=<MAILER-DAEMON>
となっております。
こちらに違いはございますでしょうか。

②
バウンスメールの送信先はあくまで対象不達メールのFromとなり、必ずしも前段サーバに送信するものではない認識であってますでしょうか。

Answer 1

①envelope from は <> とすることが決まっていたと思います。FROM ヘッダはメールサーバーソフトウェアによると思います。

②バウンスメールは元のメールの envelope from 宛に送信されますが、バウンスメールを生成・送信するメールサーバー(MTA)がどこになるのかは場合によります。

[A]=「前段の MTA」、[B]=「宛先(envelope to)を受ける MTA」として、

(ケース1) [A]→[B] へ SMTP 接続中にエラー(User unknonw など)の場合、[A] がバウンスメールを生成・送信。
(ケース2) [A]→[B] で [B] がメールを受け付けた後、[B] 内部でエラーの場合、[B] がバウンスメールを生成・送信。
(ケース3) [B] からさらにメールが転送されてエラーの場合、[A], [B] とは別の MTA がバウンスメールを生成・送信。

バウンスメールの宛先 MTA をどのように決めるかは MTA の設定によります。
多くの場合、バウンスメールの宛先(＝元のメールの envelope from)のドメイン部を DNS MX で検索して決定します。
例えば、
ケース1 の場合、[A] から 元のメールの envelope from の DNS MX へ、
ケース2 の場合、[B] から 元のメールの envelope from の DNS MX へ。