Gitというリポジトリ管理ツールでは
誰がその更新を行ったのかをemailアドレスやGPG署名で区別します。
一人開発の場合はあまり気にしませんが、
複数人で開発する場合は「誰がその変更を行ったのか」は極めて重要な情報となります。
GitHubはGitのリポジトリを扱ってくれる
リポジトリ保管庫的なサービスである為
このemailアドレスやGPG署名を扱う為の機能もしっかり用意されています。
その際、githubのユーザーは同じものを開発チーム全体で使いまわすものなのでしょうか。
それともチームメンバー個別にgithubのユーザーを作成して開発を進めるものなのでしょうか。
後者が正解です。
GitHubではそれを推奨する内容が機能として用意されています。
「組織・団体名」名義のアカウントを作る事が可能で、
「組織・団体名」名義のアカウントからリポジトリを作る事が可能だからです。
参考記事: 6.4 GitHub - 組織の管理
組織についての基本
組織アカウントの作成はきわめて簡単です。GitHub 上のすべてのページの右上にある “+” アイコンをクリックして、メニューから “New organization” を選びましょう。
「組織・団体名」名義のアカウント越しにプロジェクトのリポジトリを作成します。
しかし、このままではこのアカウントでしかリポジトリを更新出来ません。
なので協業者達に権限を割り振ってあげましょう。
組織アカウントの中では、個々のメンバーをチームとして関連付けることができます。 これは単に、個人ユーザーアカウントと組織内のリポジトリをとりまとめたものであり、 そのリポジトリに対するアクセス権の設定などを行います。
これを活用する為には「チームメンバー個別にgithubのユーザーを作成」する必要がありますね。
なので後者を正解としました。
GitHubはこのやり方を想定しているはずです。
もしそうでないなら、何の役に立つか分からんけど作ってみたみたいなアホ丸出しの話になってしまいますからね。
この「組織アカウント」を軸に質問者さんの会社・チームに於ける運用方法を考えてみてください。