Windowsドライバの実装について

Question

Windowsドライバの実装について教えていただきたいです。
WindowsOSのドライバIFの仕様に基づいて実装が必要と思いますが、
実装内容に関して、どの程度の制約があるのでしょうか？

例えば、プリンタドライバを作成する際に、
エクセルなどのアプリから送信された印刷データを解析して、画像変換を行ったり、その情報の一部をクラウドサーバー上のデータベースに登録したりするといったようなことも可能なのでしょうか？

具体的には、以下のようなイメージです。
エクセルで"123"という文字列を印刷する際、送付先のドライバを自作のドライバにしておきます。
自作のドライバは、エクセルから送付された"123"という文字列を"あいう"に変換して、プリントジョブとしてプリンタに送信しつつ、"あいう"という文字列をクラウドサーバー上のデータベースに保存するという処理です。

Comments

[pepperleaf]

プリンタドライバが何をしているかご存じならば、自明だと思いますが、、、
アプリから、"123"という文字列を印刷する言う命令をプリンタでの 印刷データに変換するということ。
それが、人間の目には、"あいう"という文字に見えてもそれが、仕様。別のファイルに保存しようとしても別に不思議でもなんでもないです。ただ、カーネル上での動作のため、制約は大きいし、バグるとシステムが落ちますが、、。
最近情報にうといので、こちらに。

[Zuishin]

PDF や XPS を作成するプリンタドライバを知りませんか？

[Bego]

質問に記されていることが「実現したいこと」であるなら、Printer Driver および Print Processor / Port Monitor 等を含めた、"Print Spooler Component" を開発すれば、実現できると思います。
Printer Driver も含め、"Print Spooler Component" は全部 User Mode 側で動作するモジュールなので、バグっても BOSD になることはありません。

Answer 1

実装内容やドライバーの記述言語に関して、技術的にはほとんど制約がありません。ユーザーインターフェース部のドライバーはユーザーモードで動作しますが、画像処理部ドライバーはカーネルモードのほか、ユーザーモードで記述することも可能です。

ただし64bit用のドライバーを個人的な実験ではなく、広く配布するためにはコードサイニング署名が必要なので、少し面倒で証明書購入の費用がかかります。

ご存知と思いますが、マイクロソフト ユニバーサル プリントサービスという、プリンター機種に依存しないクラウドベースのサービスが3月21日に正式リリースされているので、うまく棲み分けられるといいかなと思います。

プリンター ドライバー設計ガイド
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/drivers/print/

サンプルコード
https://github.com/microsoft/Windows-driver-samples/tree/master/print

Comments

[sumth]

ご返信が遅くなり申し訳ありません。
詳細なご回答ありがとうございます。
特に制約なく、ユーザーモードで記述可能とのこと理解しました。