docker-composeにおけるvolumeの扱い

Question

docker-compose.ymlにて、

例えば、

volumes:
       - ホストのファイルパス:コンテナ内のファイルパス

といったオプションを書いたとします。

この時、
ボリュームがdocker管理の領域に作成される
と思うのですが、同時にホストの指定パス内のファイルをコンテナ内の指定パスにコピーしているのでしょうか。

そして、今後、ホストのファイルやコンテナ内のファイルを変更した時に、ホスト-コンテナ間を繋ぐのに、docker管理領域のボリュームを経由する
みたいな認識は違いますでしょうか？
よろしくお願い致します。

Answer 1

ホストのファイルパス:コンテナ内のファイルパス

この形式で記述すると、 公式ドキュメントにある 「bind mount」と呼ばれる方式です。Dockerコンテナのプロセス（が見えているファイルシステム上）から、ホスト側のファイルパスが「見える」「操作できる」ようになります。

これは、 コピーではありません。bind mount した・された領域は、どちらもホスト上に存在するものです。何か操作をすると、ホスト側、コンテナ内を問わず、同じ実体としてのファイルやディレクトリを操作します。

Comments

[pokeharry]

回答ありがとうございます。

なるほど。
docker-compose.ymlで、「volumes:」で設定する部分は、volumesなのに必ずしもボリュームマウントでは無く、マウント系の設定全般ができるので、バインドマウントの設定もできるということでしょうか。

また「volumes:」で、ホスト側とコンテナ側で、ボリュームマウントをしたい場合は、どのような記述になるのでしょうか。

よろしくお願い致します。

[zembutsu]

そうですね、「volumes:」の記述だは
・「ボリューム」としての記述
・「バインドマウント」としての記述
を区別しません。

たとえば、ボリューム「mydata」に対して、コンテナ内の「/data/」で使いたい場合には
「services:」の中で
services:
（途中省略）
　　volumes:
　　　- mydata:/data/

と記述し、さらに
volumes:
　mydata:
のように記述しておけば分かりやすいです。

コメント欄では分かりづらいと思いますが、こちらのリファレンスの記述がご参考になるでしょう。
https://docs.docker.com/compose/compose-file/compose-file-v3/#volume-configuration-reference

[pokeharry]

ありがとうございます！
ちなみに、serviceの中にある「volumes:」と外にある「volumes:」は、どんな違いがあるのでしょうか？
外の「volumes:」は、このボリュームを使ってますよ、っていう明示的な意味になるのでしょうか。