JavaFXの始め方について

Question

JavaのGUIとしてJavaFXを学習中です。

①
JavaFXとOpenJFXの関係がいまいち分からず…
JavaFXのWikipediaを読むと、JavaFX2でOSS化、JavaFX8でJavaにナンバリングをそろえ、Java11になった際にJDKに同梱されなくなった。
Gluonのサイトを見ると、
”All issues fixed by Gluon engineers will be upstreamed to OpenJFX and, if accepted, be part of the next major release of OpenJFX.”（Gluonでfixされた内容はOpenJFXにも反映されるよ、次のメジャーリリース時にだけどね）
とあって、結局JavaのGUIとしてJavaFXを使うには、どちらを選べばいいのだろう？と悩んでいます。
OSS化して外出しされたopenJFXをJavaFXとして使う場合はhttps://openjfx.io/openjfx-docs/#maven
一歩新しい中身のJavaFXを有償のサポートつきで開発したい場合はhttps://github.com/gluonhq/client-maven-archetypes/tree/master/client-archetype-javafx
という使い分けでしょうか。

②
またググったところ、JavaFXプロジェクトを作るところからスタートする方法と、Mavenプロジェクトを作るところからスタートする方法の2通りのブログ記事がたくさん出てきます。
Mavenでやる方がプラグインの追加が容易だし、公式？もMavenで作るサンプルを置いてあるので、後者が今やるなら正解かと思うんですが、こういう選び方で大丈夫なのかな、という疑問です。

色々試して、動く物は作れましたが、上記2点が調べてもスッキリわからなく質問を投下した次第です。

Answer 1

• OpenJFX はJavaFXのソースコードを開発するオープンソース・プロジェクト
• OpenJFX の開発結果はソースコードとして公開
• OpenJFXのソースコードを自分でビルドして利用するのはとっても大変なので、OpenJFXのソースコードをビルドしたJavaFXライブラリをGluon社が提供
• GluonビルドのJavaFXライブラリは次の2種

1. 無償提供のもの
2. 商用長期サポート（LTS）のもの

無償提供のものは、OpenJDKのバージョンとほぼ同期して半年に1回メジャーバージョンが更新されている感じです。
商用長期サポートのものは、OpenJDKのLTSバージョンと同期してリリース、リリース後は四半期に1回更新され、さらに技術サポート等が伴うようです。

今現在、Gluon社のJavaFXダウンロードページを見ると、
無償提供のものは、11.0.2と16の2バージョン
商用長期サポートのものは11.0.11のバージョン
がありました（ただし、商用長期サポートのものは契約者にのみ提供）。

ビルドツールにmavenは使っていないのでmavenリポジトリの使い分けはよく分かりません。

JavaFXを入手してOpenJDKと組み合わせる方法以外に、JavaFXが同梱されたOpenJDKディストリビューションを利用するのも一手です。

• Liberica JDK

Standard JDKではなく、Full JDKを選ぶとJavaFXが同梱されたJDKが入手

• ZuluFX JDK

JDKではなくJDK FXを選ぶとJavaFXが同梱されたJDKが入手