AWSのルートテーブルにおけるtarget=localとは何を指すのか

Question

試したこと

AWSの勉強のために、VPC内にNATなどを設置するということを行っていました。

https://milestone-of-se.nesuke.com/sv-advanced/aws/internet-nat-gateway/
構成は微妙に違いますが、上記のURLのもののようなものです。

その際の各サブネットのルートテーブルの設定が
送信元:ターゲット
10.1.0.0/16 local
0.0.0.0/0 igw-xxxxxxxx
のような感じになると思います。

2行目の
0.0.0.0/0 igw-xxxxxxxx
に関しては、サブネット内からのすべてのIPに対するパケットはIGWを向かうという意味なのは理解できました。

しかし、
10.1.0.0/16 local
に関しては、本質的な意味が分かりませんでした。

あるページではデフォルトで作られる"そういうもの"であるという説明だったのですが、少し気になったので質問させていただきました。
送信先が10.1.0.0/16（VPCのIP）とはどのような状況で、ターゲットのlocalとは何を指すのでしょうか...?

static void mainの意味を問うような質問で申し訳ありませんが、解説の程よろしくお願いいたします。

Answer 1

VPC のルートテーブル の「ローカルルート」を示すものと思います。

ローカルルート — VPC 内の通信のデフォルトルート。

物理ネットワークの場合、OS から見て 10.1.0.0/16 は自身が属するネットワークセグメントで、ブロードキャストが届く範囲ですので、直接通信できます。
(ブロードキャストで ARP を送信し、宛先 IP アドレスに対応する MAC アドレスを得て直接通信します。)

AWS VPC の場合、物理ネットワークと違い、ブロードキャストは流せませんが、ARP による MAC アドレス解決をエミュレートする機能として「ローカルルート」を定義しているのだと推測します。