vim 開いたウィンドウが正常に閉じない

Question

開いたウィンドウが正常に閉じない

vimの:termなどで新しいウィンドウを開いた後、閉じようとすると正常にウィンドウが消えない問題が発生しています。
以下のgifのような状態です。（画像が小さかったらごめんなさい）

以下のことがわかっています。

• .pyファイルを開いた時、:splitなどで分割したウィンドウで開いたターミナルが正常に閉じない
  • .rbファイルなどの他の拡張子では発生しません。
  • 閉じられないウィンドウはctrl cで消すことができます。
  • ターミナル以外も分割をするプラグイン全般も同じく閉じられません。
  • 単にsplitしたウィンドウ（:termをしていない）は正常に閉じられます。
    • vimの範囲を超えた動作(terminalなど)をしたウィンドウが閉じられないと考えています。

　

• dotfilesでシェルの設定を同期している他マシンでは発生しません。

いろいろ調べてみましたが完全にお手上げ状態なので詳しい方のお力をお借りしたいです。

試してみたこと

• vimの設定を退避した
  • プラグインや設定の問題かと思いましたが素のvimでも同様の問題が発生しました。
• vimを入れ直した
  • # pacman -S vimで入れたvimも$ yay -S gvimで入れたvimでも同様に発生します。
  • 他マシンとvimのバージョンを合わせましたが改善しませんでした。
• termで起動するシェルの変更
  • fishがbashrcの末尾のexec fishで呼び出しているので:set zshで呼び出すシェルをbashを経由しないzshに変えましたが同じく閉じられませんでした。

バージョン

VIM - Vi IMproved 8.2 (2019 Dec 12, compiled Feb 09 2021 23:51:55)
適用済パッチ: 1-2489
Compiled by Arch Linux
Huge 版 without GUI.

os: manjaro linux x86_64
pc: thinkpad x270

追記

色々ためした結果わかってきたことを追記します

• .pyだけでなく*.pywなどでも問題が発生する

filetype.vimでsetf pythonとなっているものはすべてこの問題が発生するようです。

• :set filetype=pythonとすると.rbなどでも問題が発生する

filetype.vim内でのpythonに関する部分の抜粋を添付します。

filetype.vim

au BufNewFile,BufRead *.cpy
    \ if getline(1) =~ '^##' |
    \   setf python |
    \ else |
    \   setf cobol |
    \ endif
~~~
au BufNewFile,BufRead *.py,*.pyw,.pythonstartup,.pythonrc  setf python
au BufNewFile,BufRead *.ptl,*.pyi,SConstruct           setf python

Answer 1

正直なところ原因については何も見当がつかないのですが、問題切り分けのヒントになるかもしれないことを回答してみます。

vimの設定を退避した

とありますが、完全に退避すると defaults.vim が読み込まれ、調査を阻害する可能性があります。完全に設定なしで起動するために、vim -u NONE -i NONE -N を使ってみてください。これは設定やプラグインを読み込まずに Vim を起動するものなので、設定の退避は不要です。

もしこれで発生しなくなった場合、.py ファイルを開いた時のみ発生する、とのことなので、filetype プラグインが悪さをしている可能性があります。その場合、vimrc に filetype plugin indent on を記述すると再現するかもしれません。そうであった場合はほぼ確定なので、Python の filetype プラグインが何かしていないかを調べていくと良さそうです。

Comments

[mochmoch]

> 完全に設定なしで起動するために、vim -u NONE -i NONE -N を使ってみてください
このコマンドで`foo.py`を開くと正常にターミナルが閉じられました。
また、この状態で`:set filetype=python`をしてもターミナルは閉じられます。

> その場合、vimrc に filetype plugin indent on を記述すると再現するかもしれません
私の理解力が足りなくて申し訳ないのですが、ここでのvimrcは
1, 問題が発生しているPCでのvimrc（既に書き込んである）
2. 〃(元のvimrcを退避したあとに作った空のvimrc）
3. 問題が発生していない別のPCのvimrc
のどれを意味しているのでしょうか？

[thinca]

2 番です。わかりづらくてすみません。
あるいは、完全に設定なしで起動した後、コマンドラインから :filetype plugin indent on を実行し、その後 :e xxx.py でファイルを開くのでも大丈夫です。

[mochmoch]

`vim -u NONE -i NONE -N`で起動したvimで`:filetype plugin indent on`を実行し`:e foo.py`を開いたところ問題は発生しませんでした
`~/.vimrc`に`filetype plugin indent on`のみを書き、`vim foo.py`をしたところ問題が発生しました。
もしかしてと思い`~/.vim`を退避させたところ問題が発生しませんでした。
なので、`~/.vim`内のファイルで他マシンと同期していない何かが悪さをしているのだと思います。
もう少し調査をしてみてわからなければ追記します。

ありがとうございました。

Answer 2

原因は過去に入れたKiteのプラグインだと思われます。
アプリケーションのKiteを消した（多分消し方がよくなかったのかもしれません）後も.vim内に.vim/packとして残っていてそれが悪さをしてウィンドウが消えなくなっていたみたいです（具体的にkiteの中のどれが原因だったかはよくわかってません)
mv ~/.vim/pack ~/pack.orgなどで退避し問題が解消することの確認、退避したものを戻したところ再現できたので間違いないかと思います。