dumpファイルと実データサイズの乖離について

Question

PostgreSQLにおけるdumpファイルと実データサイズの乖離が起こっています。

ディスク上の実サイズ(duコマンドで確認)は15GB程度なのですが
pg_dumpコマンドでdumpを取得すると60GB程度まで容量が肥大化していました。

dumpファイルが実データよりも肥大化するのは当たり前のことなのでしょうか。
もし、何か確認すべき事項に心当たりがある方がいらっしゃれば助言をお願いします。

環境：
OS：CentOS 6系
PostgreSQL:9.2

Answer 1

pg_dump のリファレンス

pg_dump を実行した際の特に -F オプションの設定によります。

デフォルト（つまり -Fp）ではINSERT文などのSQL文を生成するので、元のDBよりも大きくなります。
そのため、格納されているデータ量そのもの＋INSERT文などSQLとして必要な文字列 がダンプファイルサイズとなります。

-Fc（PostgreSQL固有の形式）でダンプすると、PostgreSQLのデータファイル形式にとって最適な状態でダンプされます。
そのため、格納されているデータを圧縮など最適化した状態となり、ディスク上の実サイズと同等もしくはより小さいサイズでダンプされることもありえます。

Answer 2

ある意味、当然の結果です。

ダンプ後のファイルは、テキストファイルとなっています。文字列データはダンプしてもそこまで影響は受けませんが、整数やBLOBといったデータは、テキストに表現しようとすればDB内部の形式よりずっと大きくなります（たとえば、「2,000,000,000」という整数はINTでは4バイトで表現できますが、文字列にすればコンマを取っても10バイトになります）。