ClosedXMLでセル内の指定した文字に色を付けた後で、指定の記号の前に改行を入れたい

Question

以前別の方が『C# ClosedXMLでセル内の指定した文字に色を付けたい』という内容で投稿されていましたが、
参考になりませんでしたので、質問させてください。

質問内容はタイトルの通りなのですが、
ClosedXMLでセルの中の特定の文字だけ色を変えるとともに、
指定の記号（※など）の前に改行を入れたいと思っています。

そこで次のようにコードを書いてみました。
「※かきくけこ」の文字色だけを灰色にし、
※の前に改行を入れる、というコードです。

string n = "※あいうえお※かきくけこ※さしすせそ";
int x = n.IndexOf("※かきくけこ");

ws.Cell(1, 1).SetValue<string>(n);
if (x >= 0)
{ ws.Cell(1, 1).RichText.Substring(x, 5).SetFontColor(XLColor.Gray); }

ws.Cell(1, 1).SetValue<string>(ws.Cell(1, 1).Value.ToString().Replace("※", Environment.NewLine + "※"));

このときは、改行は正しくできましたが、文字色は全く変わっていませんでした。

ちなみに、「先に改行を入れてから文字色を変える」というパターンでは、
次のような書き方で成功しています。

string n = "※あいうえお※かきくけこ※さしすせそ";

ws.Cell(1, 1).SetValue<string>(n.Replace("※", Environment.NewLine + "※"));
n = ws.Cell(1, 1).Value.ToString();
int x = n.IndexOf("※かきくけこ");

if (x >= 0)
{ ws.Cell(1, 1).RichText.Substring(x, 6).SetFontColor(XLColor.Gray); }

このときは、セル内の特定の文字列だけ色を変えることができていたため、
やはりReplaceによる改行を入れることで、
セル内の色情報が初期色の黒に戻ってしまうのではないかと考えました。

これでも一見成功していると言えば成功しているのですが、
ただ諸事情により、できれば改行は最後にしたいと考えています。

『セル内の特定の文字列の文字色を変えたあとでReplaceで改行しても、
文字色が黒に戻らないようにする』

には、どうすればよろしいでしょうか。
ご教示よろしくお願いいたします。

Answer 1

回答もつかないし、公式にもそのような機能は無さそうなのでリッチテキストの情報を保持したまま文字の挿入を行える関数を作ってみました。
手作り感満載ですが多少でも参考になれば...

        private class WorkRichStringInfo {
            public string Text { set; get; }
            public IXLRichString RichString { set; get; }
        }

        /// <summary>
        /// 対象セルのリッチテキストを保持したまま検索文字が見つかった個所に指定文字を追加
        /// </summary>
        /// <param name="cell">セル</param>
        /// <param name="skipFirstTextReplace">先頭文字が検索文字の場合に処理をスキップするかどうか</param>
        /// <param name="searchText">検索文字</param>
        /// <param name="insertText">検索文字の前に挿入する文字</param>
        public void InsertText(IXLCell cell, bool skipFirstTextReplace, string searchText, string insertText) {

            var oldItems = new List<WorkRichStringInfo>();
            var jointText = new StringBuilder();

            // [処理1]1文字づつ分解
            foreach (var obj in cell.RichText) {

                for (var i = 0; i < obj.Text.Length; i++) {
                    oldItems.Add(new WorkRichStringInfo() { Text = obj.Text.Substring(i, 1), RichString = obj });
                }

                jointText.Append(obj.Text);
            }

            // 文字が無い
            if (jointText.Length == 0) {
                return;
            }

            // 対象箇所検索
            var matches = System.Text.RegularExpressions.Regex.Matches(jointText.ToString(), searchText);

            // 最後に処理した位置
            var lastIndex = 0;

            // 一旦、リッチテキストをクリア
            cell.RichText.ClearText();

            // 指定範囲の[処理1]でばらしたリッチテキストを再セット
            int addText(int startIndex, int endIndex) {

                // 元々、同じリッチテキストになってた範囲でグループ化
                var groupItems = oldItems.GetRange(startIndex, endIndex - startIndex).GroupBy(x => x.RichString);

                foreach (var obj in groupItems) {

                    var oldRichString = obj.First().RichString;
                    var text = string.Join("", obj.Select(x => x.Text));

                    var richString = cell.RichText.AddText(text);

                    richString.Bold = oldRichString.Bold;
                    richString.FontColor = oldRichString.FontColor;
                    richString.FontFamilyNumbering = oldRichString.FontFamilyNumbering;
                    richString.FontName = oldRichString.FontName;
                    richString.FontSize = oldRichString.FontSize;
                    richString.Italic = oldRichString.Italic;
                    richString.Shadow = oldRichString.Shadow;
                    richString.Strikethrough = oldRichString.Strikethrough;
                    richString.Underline = oldRichString.Underline;
                    richString.VerticalAlignment = oldRichString.VerticalAlignment;

                }

                return endIndex - startIndex;
            }

            // 文字の挿入処理
            foreach (System.Text.RegularExpressions.Match obj in matches) {

                // 先頭の一致をスキップする場合
                if (obj.Index == 0 && skipFirstTextReplace) {
                    continue;
                }

                // 一致箇所より前の文字を追加
                lastIndex += addText(lastIndex, obj.Index);

                cell.RichText.AddText(insertText);

            }

            // 最後の余った文字を追加
            if (lastIndex <= jointText.Length) {
                addText(lastIndex, jointText.Length);
            }
        }

あとは

string n = "※あいうえお※かきくけこ※さしすせそ";
int x = n.IndexOf("※かきくけこ");

ws.Cell(1, 1).SetValue<string>(n);
ws.Cell(1, 1).RichText.Substring(x, 9).SetFontColor(XLColor.Red); // わざと9文字にして"※さし"まで赤色になるようにしてます。

InsertText(ws.Cell(1, 1), true, "※", Environment.NewLine);

ws.Cell(1, 1).Style.Alignment.WrapText = true;

のような感じで使用します。ざっくり作ったので間違ってる箇所があれば指摘してください。
※勝手に最初の"※"は無視する機能も追加してみました。

Comments

[dekaaki]

最初は置き換え機能で作ってたのでskipFirstTextReplaceという変数名にしましたが現在の機能ではこの変数名ではおかしいですね...

[morinokuma0621]

うわーここまでしていただけるとは思ってもいませんでした。ありがとうございます。ちょっと今別件で確認ができませんので、確認でき次第、再度ご返答させていただきます。ありがとうございます！

[morinokuma0621]

ご返答が大変遅くなり申し訳ありません。ようやく時間が取れ、検証いたしましたところ、完全に望んでいたものができていました！ありがとうございます！

本来ならお金払って依頼するようなレベルのものを作って頂き、本当に申し訳ない限りです……。自分でもこれぐらいのことができるように精進してまいります。本当にありがとうございました！

Answer 2

RichText.Substring(StartIndex, NoOfChar) を使用した場合、文字の入力と書式の変更は別処理に分ける必要があったと思います。
あくまでセルの書式変更のみを行うものだと思います。。。

SetValue 時にフォントのスタイルを変更するには、.Style -> .Font の指定が必要です。

sheet.Cell(1, 1).SetValue(n)
                .Style.Font.SetFontColor(XLColor.Gray)

他者様のブログ記事で申し訳ございませんが、以下が参考になると思いますのでご確認ください。
http://nineworks2.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

Comments

[morinokuma0621]

申し訳ありません、せっかくご回答いただきましたが、上述していますとおり、

ws.Cell(1, 1).RichText.Substring(x, 6).SetFontColor(XLColor.Gray);

という書き方で、Substringを使って
セル内の特定の文字列だけ色を変えることができることはわかっているのです。

しかし、その色変えをしたあとでReplaceを使った改行をすると、
直前に変えた色が全て黒に戻ってしまうため、質問させていただきました。
色を変えたあとでどうしても改行を後からしたいのです……。

質問文の書き方がちょっと悪かったですね、書き直しておきます。
引き続き、ご回答いただければ幸いです。