[python]"1 > -1 == (1-2)"がTrueになる理由を教えて下さい

Question

現在、Python 3 エンジニア認定基礎試験の勉強をしています。
こちらの式の結果がTrueになるのはなぜですか。

>>> 1 > -1 == (1-2)
True

">"と"=="のどちらが先に評価されるのかは分かりませんが、

1. ">"が先に評価された場合

"1>-1"はTrue, "True == (1-2)"となり全体としてはFalseになる

1. "=="が先に評価された場合

"-1 == (1-2)"はTrue, "1 > True"となり全体としてはFalseになる

なので、どちらの場合でもFalseになると思います。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

Pythonでは、1 > -1 == (1-2)は、1 > -1 and -1 == (1-2)と等価だからです。

補足: これは、0 < x < 100みたいな式をandで分割せずに書くことを目的としています。詳細は公式ドキュメントを参照してください。

比較はいくらでも連鎖することができます。例えば x < y <= z は x < y and y <= z と等価になります。ただしこの場合、前者では y はただ一度だけ評価される点が異なります (どちらの場合でも、 x < y が偽になると z の値はまったく評価されません)。

形式的には、 a, b, c, ..., y, z が式で op1, op2, ..., opN が比較演算子である場合、 a op1 b op2 c ... y opN z は a op1 b and b op2 c and ... y opN z と等価になります。ただし、前者では各式は多くても一度しか評価されません。

6. 式 (expression) — Python 3.9.1 ドキュメント

Comments

[退会済みユーザー]

解説だけでなく、公式リファレンスまで添付いただき、ありがとうございます。理解しました！