Python ファイル分割の目安と分割内容について

Question

ファイル分割の目安と内容

Pythonの勉強をしているのですが、ファイルの分割（モジュール化？）はどの程度までコードの規模が大きくなったら（行数が増えたら）するものなのでしょうか？
もしくは、何か他に分割するときの目安があるのか
教えていただきたいです

また、ファイルの分割はどういう塊で分けるものなのでしょうか
私はクラスのインスタンス化やメソッドの実行などはメインのファイルでやって、クラス本体をまるごと別のファイルに分割しているのですが、これでいいのか不安になっています
他に何か良い方法があれば教えていただきたいです

tkinterでの例

#example.py
import tkinter as tk

class Application(tk.Frame):
    def __init__(self,master):
        super().__init__(master)
        self.pack()
    def add(self,x):
        x+=1
        return x

import tkinter as tk
import example

root = tk.Tk()
app = example.Application(master=root)
app.add(3)
app.mainloop()

Answer 1

私はコードの規模ではなく、そのモジュールやクラスが何をするのか？を基準に分割します。
用途が明確であるほど可読性が上がり、デバッグやメンテナンスが楽になるので。

Answer 2

どう分けるかは、作る人の自由です。
Pythonの開発者達は、行数で分けることはしていません。
標準モジュールの行数を見てみると、一番長いのはpydoc_data/topics.pyで14080行あります。拡張モジュールまで含めると、astropy/erfa/core.pyが20337行あります。
短い方は、0 行の__innit_.pyがたくさんあります。

$ find . -name '*.py' | xargs wc | sort | tail
   13756    68915   675755 ./python3.8/pydoc_data/topics.py
   20337    89208   656068 ./python3.8/site-packages/astropy/_erfa/core.py

モジュールは名前空間を持つオブジェクトですから、再利用性を上げるために外部から参照する必要のない名前を隠す一方、外部に公開する機能がまとまった単位で作るのが良いと、私は思っています。
言い換えれば、再利用しない、つまりライブラリ化しないコードは分ける必要はないと思っているということです。