irbを起動中に再び「irb」と打った時の意味、putsの返り値がnilである意味

Question

ターミナル上で irbを起動し、その後また irbを実行すると

irb(main):001:0> rib
irb#1(main):001:0> 

という風にirbの右側に#がついたirb#1が実行されます。これはどういう意味があり、どういう時に使うのでしょうか？

また、irb上でputsを実行すると

puts "foo" 
foo
=> nil

このようにputsは変数の値が出力されるが、返り値はnilになりました。これはputsの戻り値（return値）は、なし（空）ですよという意味という説明を見たのですが、他の解説を参照してみてもやはり『なぜ、putsの返り値がnilになるのか？』というのが腑に落ちません。説明していただけないでしょうか

＊現在、rubyを学習中です。

Answer 1

シェルで「サブシェル」を開けるのと同様に、irbでも「サブIRB」を開くことができます。サブIRBの中では、変数も外側と違ってきます（リファレンス）。

irb(main):004:0> x = "OK"          # ローカル変数 x を定義
=> "OK"
irb(main):005:0> x                 # x を表示
=> "OK"
irb(main):006:0> irb               # サブ irb を起動
irb#1(main):001:0> x               # x を表示
NameError: undefined local variable or method `x' for main:Object
        from (irb#1):1:in `Kernel#binding'

また、putsの返り値ですが、nilになるのは「そういうふうに作ってあるから」以上の理由はありません（リファレンス）。別言語の例で、PHPのprint()は文字を出力して、必ず1を返すようになっていますが、なぜだかはよく知りません。

Comments

[tkturbo]

ちなみに「irb#1(main)」の「#1」。#の次の数字は「インタプリタ番号」であってますかね？

[maisumakun]

ネストレベル、のようです（irb#1からさらにirbを起動すると#2となります）。

[tkturbo]

「irbの使用例」のとこで、
irb(main):001:0> irb # サブirbの立ちあげ
irb#1(main):001:0> jobs # サブirbのリスト
#0->irb on main (#<Thread:0x400fb7e4> : stop)
#1->irb#1 on main (#<Thread:0x40125d64> : running)
nil
irb#1(main):002:0> fg 0 # jobのスイッチ
nil
irb(main):002:0> class Foo;end
nil
irb(main):003:0> irb Foo # Fooをコンテキストしてirb
# 立ちあげ
irb#2(Foo):001:0> def foo # Foo#fooの定義

とirb(main)からirb呼んでもirb#2が作成されるようですが。。。

[maisumakun]

そこまで複雑にirbを使うことがなかったのですが、こうしてみてみると奥が深いですね……

[tkturbo]

しかし、そこまでするなら素直にrubyで書け、という気もします

[Kei227]

サブirbは具体的にどんな時に使いますか？