sqlでcase式を使ったcheck制約の書き方がわからない

Question

前提・実現したいこと

下記テーブルにおいて、女性(Gender列がF)の給料は２０万円以下(Salary列が200000以下)、という条件をcheck制約で表現したのが次のSQL文です。

alter table student
add constraint check_salary
check
(case when Gender = 'F'
      then case when salary <= 200000
                then 1 else 0 end
      else 1 end = 1)

テーブル名:Student

このSQL文は参考書に書いてあったのを、SqlServer用のSQL文に軽く手直ししたモノです。
だから正常に動きます。

ただわからない点が１つあるのです。
SQL文の末尾にある、「end = 1」の「= 1」 がなぜ必要なのか分かりません。

追記
リンク内容
同じ質問をしている方がいました。しかし、end = 1の =1がなぜ必要なのかは
わからないです。

case 文が長いのですが構造は x = 1 と同じです。x の部分が入れ子の case 式です。

リンク先に上記コメントがありましたが、理解ができません。
end = 1の直前にある記述「else 1」で、「男の場合は１とする。つまり、
制約の対象にはならない」が実現していると思うのです。

試したこと

alter table student
add constraint check_salary
check
(case when Gender = 'F'
         then case when salary <= 200000
         then 1 else 0 end
　　　 else 1 end)

末尾「＝１」を削除した上記SQL文を試すと、次のようなエラーが出ましたが、理解できません。

条件が必要なコンテキストに対し、')' 付近でブール型以外の式が指定されました。

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

sqlservermanagementstudio v18.7.1

Answer 1

CHECK制約はCHECK(式)です。式はbool値(True/False)を返さなければなりません。
ですが、SQLserverにはboolean型はありません。
扱うとしたらbit型です。
面倒なbit型で扱う代わりに、case文での0/1結果と比較する事でbool値を返却する式にしているのです。

CHECK 制約

検索条件はブール式によって評価する必要があり、他のテーブルを参照することはできません。

Comments

[magi201903]

素早い回答ありがとうございました。かっこの中は式でbool値を返す必要があるため、
=1が必要なのですね。

microsoft社のドキュメントにも、下記の記述がありました。
「bool値(True/False)と違って、sqlserverのbit型は、1、0、または NULL の値をとる整数型です。」
https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/t-sql/data-types/bit-transact-sql?view=sql-server-ver15

今回の場合、(bit型) = 1 とすることで、
(bit型が１) = 1のとき　　１を返す
(bit型が０) = 1のとき　　０を返す
(bit型がNull) = 1のとき　０を返す。
確かに、bit型がbool値に変換されています。
(select case when x = 0 then 1 else 0 end
xに０、１、ＮＵＬＬを入れて実験しました)

もし余裕があれば教えてください。
CHECK制約におけるcheck(式)の式はbool値を返す、という仕様はどこかに載っているのでしょうか？
探しても見つからないのです...。
それとも、
「check制約はある列に対してある値が入力できるか否かを決めるから、式は当然bool値を返す
必要がある」という論理から導き出したのでしょうか？

[magi201903]

回答の補強ありがとうございます。公式ドキュメントの中に
「検索条件はブール式によって評価する必要があり」と書いていたのですね。
見落としていました。

Answer 2

check制約は万能ではありません。最低限度の指定されたデータ以外を排除するだけです。別にcaseを使うようなチェック機能をSQLで記述するなどが必要かと。

Comments

[magi201903]

回答ありがとうございました。