ciscoルータ、cisco機器の設定について

Question

ネットワーク機器について質問です。
ネットワーク機器を触るのが初めてのため、かなり初歩的な質問をするかもしれませんがどうかご了承ください。
常識が全く分かっておらず、一般的にどうするのが多いのか知りたいです。

ルータ（cisco 800）の設定をしています。
私の認識では、ルータのインターフェースにはそれぞれipアドレスが設定できるものだと思っておりました。そこで、enbale→conf t→interface ●●→でip address 192.168.1.254 255.255.255.0とか設定しようとしたら、どうやらスイッチポートだからipアドレスは設定できないよと怒られました。そこで、no switchportと設定しルーテッドポートに変更するといいと調べて分かったので、その通りにしたら「% Incomplete command.」と怒られ、設定できませんでした。これは何故だと思いますか。機種によってルーテッドポートに設定できないものもあるのでしょうか。。

私のイメージでは、インターフェースにそのままipアドレスが設定できるものだと思っていました（＝ルーテッドポート？）。普通、ルータのポートはデフォルトではスイッチポートで、直接ipアドレスは設定できず、ルーテッドポートに変更してから設定するものですか？それとも、ルータのvlanにipアドレスを振って、そこにインターフェースを紐づけるのが一般的ですか？

拙い文章で申し訳ありません。
自分の認識が一般的なものなのか確認させて頂きたく質問させて頂きました。
ご回答いただけると幸いです。
宜しくお願い致します。

Answer 1

ipアドレス設定に関して、（物理）インタフェースは3種類あると考えてください。

(1) 通常のインタフェース
(2) スイッチのルーテッドボート
(3) スイッチのスイッチポート

「ルータのインターフェースにはそれぞれipアドレスが設定できる」という認識は(1)に関してのものであり、正しいです。一方、CiscoのCatalystシリーズ上位機種はレイヤ3スイッチというもので、ルータとスイッチの機能を併せ持っています。この場合、インタフェースをルータとして機能させる場合（ルーテッドボート）、スイッチとして機能させる場合（スイッチポート）を選択可能です。ルーテッドポートはipアドレスを付与可能です。一方、スイッチポートはvlan設定ができるものの、直接的にインタフェースにipアドレスを付与できません。また、Catalystシリーズ下位機種はレイヤ2スイッチというもので、ルータの機能は持ちません。この場合、インタフェースはスイッチポートしか状態を取りえません。

さて、Cisco800シリーズは少し複雑です。Cisco800シリーズはルータでありながら、レイヤ2スイッチを内蔵した一体構造となっています。ファーストイーサネットまたはギガビットイーサネットの0〜3番が4ポートのレイヤ2スイッチとなっています。これらのポートはレイヤ2スイッチなので、スイッチポートしか状態を取りえません。すなわちipアドレスを付与できないですし、ルーテッドポートにも変更できません。

これが質問者様の遭遇した状況です。内部的にはこのレイヤ2スイッチはルータ機能と接続されており、vlanを設定して、vlanにipアドレスを定義することで、ルータ機能のレイヤ2スイッチ側にipアドレスを付与することが可能です。

Comments

[eve]

そうでしたか・・・。ありがとうございます。
これは、実際にお聞きしないと永遠に謎のままでした。
助かりました。

[toast-uz]

実際の機器の実装については、本で学べる部分は限定されていますので、いろいろ聞いてみてください。たたし、質疑の理解を深めるためにも、入門本で学ばれることをオススメします。