Hyper-VのディスクイメージファイルサイズとVM内のドライブ容量サイズに差がある件について

Question

##前提
OSがWindowsで、Hyper-Vが使用可能な端末

##概要
###Hyper-Vにて作成した仮想環境内のデータは、どういった管理になっているのでしょうか？

##詳細

1. まず、物理マシン（WindowsSever 2019）でHyper-Vを使用し、仮想マシン（Windows10 Pro）を作成しました。

その際の設定としては、
・仮想ハードディスク
・仮想ハードディスクに対して行うアクションは、「拡張」
・仮想ディスクのサイズを「200GB」と指定しました。
その後、生成された仮想ハードディスクのハードディスクイメージファイル(.vhdx)は15GBバイト程度でした。　　

2. 次に、作成した仮想マシンにアクセスし、ローカルディスクのサイズの確認を行いました。
・一部、OSで使用する領域がありましたが、おおむね「200GB」のサイズになっていました。　　

3. 次に、下記のコマンドを実行し、ローカルディスク内にファイルを生成しました。

fsutil file createnew testfile 53687091200

4.　最後に、仮想マシンのローカルディスクのサイズと、ハードディスクイメージファイルのサイズを再度、確認しました。
・ローカルディスク→空き領域の減少があり、生成したファイルによって、影響がありました。
・ハードディスクイメージファイル→サイズの増大などの影響はありませんでした。

##わからない点
・仮想マシン内のデータは、仮想マシンが存在しているホストマシンに存在するとは思うのですが、その保存先は、イメージファイルではないのでしょうか？

##最後に
ググレカスとのご意見になるかもしれませんが、
ご回答をよろしくお願いいたします。

Answer 1

Windows のファイルシステム (NTFS) はスパースファイルをサポートしており、 fsutil が生成するのはスパースファイルです。

ファイルの内の空の部分は実際にディスク上には作成されずに「この領域は空だよ」という情報だけがあるので、そのファイルになんらかの書き込みをするまでは実際の容量を消費しません。

Comments

[begin2016]

SaitoAtsushi　さん

ご回答ありがとうございます。
Saitoさんの回答をもとに、改めて、コマンドについて検索したところ、
私が行っていた行動が、実証したい内容と乖離していることを把握しました。

>fsutil file createnewコマンドでは、ディスクにデータを書き込むことなくファイルを作成している。
>そのためファイルの作成はすぐに完了する。
>NTFSやReFSには、ファイルとして利用する領域（ディスク上のブロック）は確保するが、
>実際にはデータは書き込まないという機能があり、それを使っているのでファイルの作成はすぐに終わる。

引用元URL
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0209/28/news002.html

現在は、
スパースファイルではないファイルを格納して、
影響を検証させていただいている状態です。

[begin2016]

実体のあるファイルを格納したところ、
ハードディスクイメージファイルのサイズが、増大したことを確認しました。

私の「fsutil」に関する仕様の把握不足でした。
ありがとうございました。