C#でのWebBrowserで「新しいウィンドウを開く」を選択されたとき、自分用のブラウザソフトで表示する方法

Question

[概要]
C#のWebBrowser上で「新しいウィンドウで開く」を選択されたときだけリンクを取得する方法

基本的に趣味でC++をやっています。

自分用の簡易ブラウザを作ってみたくてC#を使い始めています。(ただしVC#を使わずにcsc.exeだけで作成)

一応見よう見まねで作っているのですが、どうしても解らないことがあります。

単に表示するだけなら何とかなったのですが、「新しいウィンドウを開く」をユーザが選択したときの挙動が制御できません…

IEだと

リンク(aタグ)の上にカーソルを持っていく
→ 右クリック
→ あるいは「新しいウィンドウで開く」

に相当する処理でリンク先を開こうとするとIEが勝手に起動します。(デフォルトだから当たり前…)

これを「自分用のブラウザ」で表示したいのです。

たとえば 自分用の簡易ブラウザを KanBr.exe (Kan-i-Browser.仮名) としたとき、

最初に KanBr.exe が起動
→ KanBr上で「新しいウィンドウで開く」が選択された
→ サブフォーム( WinAPI だと サブウィンドウ )としてKanBrのフォームを開く

みたいにしたいのです。

恐らく、

リンク上で「新しいウィンドウで開く」が選択された
→ イベント発生
→ イベント上でIEで開くのを制御(抑制)
→ 自分のSubFormなるもので表示

のようになると予測しているのですが…

調べてみて、WebBrowserのNewWindowイベントなるものを見つけました。
ですが、「リンク先を取得すること」ができません…

※ すべて提示しようととしたら『字数制限』に抵触したので一部省略しています。

using System;
using System.Drawing;
using System.Windows.Forms;

namespace SimpleWebBrowser{
    class EntryPoint{
        [STAThread]
        static void Main( string[] args ){
            try{
                // コマンドライン引数の処理
                ArgumentsEx argumentsEx = createArgumentsExObject( args );
                // メインウィンドウの生成と初期化
                MainForm mainForm = new MainForm();
                mainForm.setCommandLines( argumentsEx );
                Application.Run( mainForm );
            }catch( System.Exception err ){
                MessageBox.Show( err.Message, "例外発生" );
            }
        }
        
        // コマンドライン引数の処理とオブジェクト生成
        static ArgumentsEx createArgumentsExObject( string[] args ){
            // ここでコマンドライン引数から情報を抜き取ってArgumentsExオブジェクトにセットし、返す
        }
    }
    
    public class ArgumentsEx{
        public ArgumentsEx( int width, int height, string defaultPage, string iconPath, bool allow2ControlScriptError ){
            this.width_                    = width;
            this.height_                   = height;
            this.defaultPage_              = defaultPage;
            this.iconPath_                 = iconPath;
            this.allow2ControlScriptError_ = allow2ControlScriptError;
        }
        
        public int width(){ return width_; }
        public int height(){ return height_; }
        public string defaultPage(){ return defaultPage_; }
        public string iconPath(){ return iconPath_; }
        public bool allow2ControlScriptError(){ return allow2ControlScriptError_; }
        
        private int    width_;
        private int    height_;
        private string defaultPage_;
        private string iconPath_;
        private bool   allow2ControlScriptError_;
    }
    
    abstract class CommonForm : Form{
        protected WebBrowser      webBrowser1;
        protected ToolStrip       toolStrip1;
        // 他にもフィールドあり
        
        protected ArgumentsEx argumentsEx_;
        
        public CommonForm(){
            this.AllowDrop = true;
            
            // このFormの描画を一時中断
            this.SuspendLayout();
            
            // ツールバーとしてToolStripを生成
            this.toolStrip1 = new ToolStrip();
            
            // ツールバーのレイアウトを一時的停止
            this.toolStrip1.SuspendLayout();
            
            // その他の生成と設定
            
            
            
            // ツールバーのレイアウト再開
            this.toolStrip1.ResumeLayout(false);
            this.toolStrip1.PerformLayout();
            
            // WebBrowserコントロールの生成と初期化
            webBrowser1 = new WebBrowser();
            webBrowser1.Dock = DockStyle.Fill;
            webBrowser1.Name = "webBrowser1"; // コントロールとしてフォーム上に追加
            this.Controls.Add(webBrowser1); // Webページを表示
            
            // Webbrowserのイベント登録
            webBrowser1.Navigated            += new WebBrowserNavigatedEventHandler( webBrowser1_Navigated );
            webBrowser1.DocumentTitleChanged += new EventHandler( webBrowser1_DocumentTitleChanged );
            webBrowser1.CanGoBackChanged     += webBrowser1_CanGoBackChanged;
            webBrowser1.CanGoForwardChanged  += webBrowser1_CanGoForwardChanged;
            // https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13108525433
            //webBrowser1.DocumentCompleted    += webBrowser1_document_completed;
            // ここで『新しいウィンドウで開く』のイベント設定
            webBrowser1.NewWindow += webBrowser1_NewWindow;
            
            // スクロールバーを表示しておく
            webBrowser1.ScrollBarsEnabled = true;
            
            webBrowser1.isWebBrowserContextMenuEnabled = false;
            
            
            // 独自の見栄えに設定
            onSetUniqueVisual();
            
            this.ResumeLayout(false);
            this.PerformLayout();
            
            // ...
        }
        
        // 他にもメソッドあり...
        
        private CommonForm createNewSubForm( ArgumentsEx argumentsEx, string firstPage ){
            SubForm res = new SubForm();
            res.setCommandLines( argumentsEx );
            res.setFirstPage( firstPage );
            res.Show();
        return res;
        }
        
        private void homeToolStripButton_Click( object sender, EventArgs e ){
            this.webBrowser1.Navigate( argumentsEx_.defaultPage() );
        }
        
        private void nextToolStripButton_Click( object sender, EventArgs e ){
            this.webBrowser1.GoForward();
        }
        
        private void webBrowser1_Navigated( object sender, WebBrowserNavigatedEventArgs e){
            this.Text = webBrowser1.Url.ToString();
            //this.Text = webBrowser1.DocumentTitle;
        }
        
        private void webBrowser1_NewWindow( object sender, System.ComponentModel.CancelEventArgs e){
            //MessageBox.Show( webBrowser1.Url.ToString() );
            //this.Text = webBrowser1.DocumentTitle;
            e.Cancel = true;
            // todo: 恐らくここでリンク先を取得するのだろう…
        }
        
        private void webBrowser1_DocumentTitleChanged( object sender, EventArgs e ){
            this.Text = webBrowser1.DocumentTitle;
        }
        
        private void webBrowser1_CanGoBackChanged( object sender, EventArgs e ){
             this.prevToolStripButton.Enabled = webBrowser1.CanGoBack;
        }
        
        private void webBrowser1_CanGoForwardChanged( object sender, EventArgs e ){
             this.nextToolStripButton.Enabled = webBrowser1.CanGoForward;
        }
        
    }
    
    
    class MainForm : CommonForm{
        // ここで実装したり…
    }
    
    class SubForm : CommonForm{
        // ここでも実装したり...
    }
}

実際には「新しいウィンドウで開く」をした時に表示したいのです。

つまり、「新しいウィンドウで開く」をしたときにリンク先のURLを取得して自分のSubFormで開きたいのです。
デフォルトのIEはキャンセルして。

どなたかよろしくお願いいたします。

[情報]
言語: C# (with WinForm)
.NET Frameworkのバージョン: 2.0
IDE: 使わない (直接csc.exeでコンパイル)

---

[BAについて]

他の方の回答も良かったので皆さんBAにしたかったのですがシステム上不可能なので今回はSurferOnWwwさんの回答をBAとさせて頂きます。

ありがとうございました!

Comments

[hihijiji]

いろいろと問題があるWebBrowserを使うより、
https://github.com/cefsharp/CefSharp
を .NET Framework 2.0 に移植したほうが簡単な気がします。

[BeatStar]

hihijijiさん、ありがとうございます。
そういうのもあるんですね。外出先(?)からなので自分のPCに戻り次第試してみます!

Answer 1

NET Framework の WebBrowser を拡張して NewWindow2 イベントを利用し、そのイベントハンドラで新たに WebBrowser を実装した　Form を初期化してそれに表示するということでよければ、以下の記事が参考になりませんか？（8 年前の記事で、今でも同じことができるかどうかは未確認ですが）

WebBrowser の拡張
http://surferonwww.info/BlogEngine/post/2012/07/01/extension-of-webbrowser-control.aspx

フルに拡張するなら上の記事からリンクが貼ってある以下の記事が参考になると思います。

Extended .NET 2.0 WebBrowser Control
https://www.codeproject.com/Articles/13598/Extended-NET-2-0-WebBrowser-Control

他には、SDK に含まれている Aximp.exe (Windows フォーム ActiveX コントロールインポーター) を使って SHDocVw.dll と AxSHDocVw.dll を作ってそれを使うとか。詳しくは以下の記事を見てください。

SHDocVw.dll と AxSHDocVw.dll の作り方と使い方
http://surferonwww.info/BlogEngine/post/2012/06/23/how-to-produce-and-use-shdocvw-and-axshdocvw.aspx

AxSHDocVw.dll（Windows フォームプロキシ）の C# ソースを生成するオプションがあるので、ソースを作って中身を見るといろいろ参考になると思います。

Comments

[BeatStar]

ご回答ありがとうございます!
確かに一番上のURL先のやつで出来ました!

Answer 2

CWebBrowser.NewWindowイベントのURLを取得する[duplicate] - c＃、browser、new-window
WebBrowserを拡張してWebBrowser2イベントを拾う際にInvalidActiveXStateExceptionが出てしまいます。
こちらの質問が参考になりませんか？

ようはWebBrowserコントロールを拡張してNewWindow2イベントやNewWindow3イベントを取得して処理するといったやり方です。

Comments

[BeatStar]

ご回答ありがとうございます。
試してみます

Answer 3

こんにちは。

少し見方を変えて、IE由来の右クリックメニューを無効にして、自分で右クリックメニューを実装する…というのはいかがでしょうか。
デフォルトの右クリックメニューは以下のカードで無効化できるそうです。

webBrowser1. IsWebBrowserContextMenuEnabled = false;

BeatStarさんの提示された右クリックメニューの項目を選択したときのイベントを受け取る方法は、恐らくWinAPIを使用すれば実現できると思います（ウィンドウメッセージを監視するとか）。
私はそちらの方向には精通していないので、詳しくは分からないです……ごめんなさい。

Comments

[BeatStar]

ご回答ありがとうございます。

>> IE由来の右クリックメニューを無効にして、...

あー、そっちもありましたか…。でもそれをやると他の『エンコード』とか『印刷』とかのようなものが出来ないんですよね…
(まあ、自分で実装…できなくもなさそうだけど、相当めんどそう…)

一応、最悪の場合(できなかった場合)はこれも候補に入れておきますね。