Accessは一応、リレーショナルデータベースソフトなので、エクセルとかワードとは根本的に異なるソフトです。
まずは、テーブル設計を、リレーショナルデータベース(RDB)の基本に沿ったものにしないと使い物になりません。
RDBのテーブル設計の基本は「正規化」です。ここから説明していくここのスペースでは足りないので、「テーブク 正規化」をキーワードにWEB検索するか、データベースの入門書でおいおい勉強してもらうとして、とりあえず、現状のテーブルを下記のように作り変えてください。
テーブル名
顧客マスター
フィールド
------
顧客ID 数値型 主キー
顧客名
顧客名カナ
電話番号
メールアドレス
住所
・・・
・・・
その他顧客に関する必要な情報のフィールドを追加してください。
テーブル名
顧客対応履歴
フィールド
------
対応履歴ID オートナンバー 主キー
日付 日付/時刻型
件名 短いテキスト
対応内容 長いテキスト
顧客ID 数値型
リレーションシップで上記の2つのテーブルを 顧客ID で結合します。
リレーションシップの設定と効果 - もう一度学ぶMS-Access
この「顧客マスター」と「顧客対応履歴」は一対多の関係のテーブルといいます。このようなテーブルの入力フォームはメイン/サブフォーム形式のにするのが一般的です。
リレーションシップが作成してあれば、フォームウィザードで簡単に作成できます。
下記のリンクを参考に作成してください。
Accessのフォームのメイン/サブフォームとは | できるネット
これで顧客毎の対応履歴を閲覧、更新できます。
まずは、ここまで作成してみてください。
Accessでは、入力ボックスを追加していくというような設計はしません。
行(履歴)を追加していくというような作業は帳票フォームで、新規行にデータを入力していく形になります。
追加ボタンを押したとき、カレントと項目名を同じにしたいときは、VBAを使うことになります。まずは、上記で説明したことができてからですね。
追記
一つの件名で複数の対応履歴が必要なら、
「顧客対応履歴」テーブルをさらに分割すべきですね。
下記のような設計になります。
顧客対応件名
- 対応件名ID 主キー
- 初回日付
- 件名
- 顧客ID 外部キー
顧客対応内容履歴
- 対応内容履歴 主キー
- 対応件名ID 外部キー
- 日付
- 対応内容