Pythonの標準出力を読み取る手法

Question

実現したいこと

現在Python上でdllを読み込み、その標準出力をキャプチャしてロギングしたいと考えています。
sys.outputを読み取りたいのですがwbモードで標準出力が開かれており、標準出力を取得して
取り込むことが出来ません。

io.UnsupportedOperation: not readable

このように表示されております。
subprocessを使うというのも考えたのですがそのコードの難読化等が出来ないため、何とか
subprocessを使わず解決したいと考えております。

発生している問題・エラーメッセージ

io.UnsupportedOperation: not readable

該当のソースコード

import sys
import os
import tempfile

sys.stdout = tempfile.TemporaryFile('r+b')
dll = cdll.LoadLibrary(hogehoge.dll')
for line in iter(sys.stdout.readline, b''):
    logger.info(line.rstrip().decode(cnf.Proc_Encoding, 'replace'))

試したこと

dupによる標準出力のファイルオブジェクトの複製とfdopenを用いて開き直したが失敗
Win32APIを利用し、標準出力をSetStdHandleでテンポラリで別ファイルに割り当てて取得しようと試みたがこれも失敗

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

OS:Windows10、
PythonVersion:Python 3.6.10 :: Anaconda, Inc.

Answer 1

やりたいことが理解できていないかもしれませんが、io.StringIOかio.BytesIOを使ってみてはどうでしょう。

import io
import sys

out = io.StringIO()
sys.stdout = out
dll = cdll.LoadLibrary('hogehoge.dll')   # ここで何か出力される?

outputs = out.getvalue()

追記

今回のケースではio.StringIOとかは使えないんですね・・・

元のプログラムで気になったところとしては、sys.stdoutからreadするのではなく、TemporaryFileをいったん別変数に代入しておいて、そこからreadしたほうがいいのではないかというところと、readの前にseek(0)が必要ではないかというところです。

(contextlib.redirect_stdoutという便利な関数があるようです)

from contextlib
from tempfile

with tempfile.TemporaryFile(mode='w+b') as tmp:
    with contextlib.redirect_stdout(tmp):
        dll = cdll.LoadLibrary('hogehoge.dll')
    tmp.seek(0)
    for line in iter(tmp.readline, b''):
        logger.info(line.rstrip().decode(cnf.Proc_Encoding, 'replace'))

Comments

[gtu]

io.StringIOを使用した場合なのですが、dllから標準出力へ送られる文字列を取得できませんでした。
Python外からの標準出力への書き込みはこの方法では出来ない様子です…