C言語 文字列配列char arr[10][4]の参照方法 arr[n-1][4] 何故-1が必要？

Question

とある質問：与えられた数値に対して文字列を返す　で回答した後に疑問が生じたので質問させて頂きます。

文字列の配列を参照する際に　&arr[n - 1][4]　とn-1しないと希望通りの出力がされないのは何故なのでしょうか？
直感的に　&arr[n][4]　とすれば希望通りの出力になる気がしたのですがn-1とすることで出力されたのでそういうものなのだと思っていましたが理由が知りたいので教えて下さい。

#include <stdio.h>
void func(int n) {
  const char arr[10][4] = {"0", "1", "2", "3", "4", "5", "6", "7", "8", "9"};
  printf("%02d %s\n", n, &arr[n - 1][4]);
}
int main() {
  for (int i = 0; i < 10; i++) {
    func(i);
  }
  getchar();
}

※希望する出力にはなっているがコード内で&arr[n - 1][4]というようにn-1しなければならない理由が分からない

00 0
01 1
02 2
03 3
04 4
05 5
06 6
07 7
08 8
09 9

Answer 1

char arr[10][4];
とした時
arr[n][4]はarr[n+1][0]の事なので、
その方法でnを表示したかったらn-1としてズレを戻さないといけないから。
arr[n-1][4]=arr[(n-1)+1][0]=arr[n][0]になります。

---

配列の宣言とアクセスでは、[]の中の意味が異なるので注意が必要です。

char arr[10][4] = {"ABC","DEF"};とした場合、
中身はこうなっています。
arr[0][0]='A'
arr[0][1]='B'
arr[0][2]='C'
arr[0][3]='\0'
arr[1][0]='D'
arr[1][1]='E'
arr[1][2]='F'
arr[1][3]='\0'

C言語の配列の添字はポインタ演算子によるオフセットなので、
こうとも書けます

arr[0][0]='A'
arr[0][1]='B'
arr[0][2]='C'
arr[0][3]='\0'
arr[0][4]='D'
arr[0][5]='E'
arr[0][6]='F'
arr[0][7]='\0'

つまり、[0][4]は次の列の[1][0]と同じアドレスを指します。
定義的には存在しない添字を入れても、そのまま動いてしまうのがC言語です。
[0][0]にアクセスしたいのに、「4文字分全てだから……」なんて考えて、[0][4]なんてかいてしまうと
[1][0]にアクセスしてしまうので、-1して、[-1][4]なんて不思議な書き方をする事になってしまいます。

C言語の文字配列は、あくまで配列の頭のアドレスを基準にアクセスするという、ポインタのイメージで扱わないと混乱します。

Comments

[mjk]

分かりやすい回答ありがとうございます。
何故？の理由がはっきり分かりました。
>>arr[1][0]='D'
>>arr[0][4]='D'
>>つまり、[0][4]は次の列の[1][0]と同じアドレスを指します。

Answer 2

自己解決しました。
printf("%02d %s\n", n, arr[n]);
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