ReduxとuseContextの使い分け

Question

現状

React Native + ExpoとFirebaseを用いてスマホアプリ開発をしています。

質問

prop-drillingせずにglobal stateにアクセスする方法としてReduxとuseContextの２通りの方法があると思いますが、具体的にどの場面でどちらを使った方がよろしいのでしょうか。また１つのアプリケーションでどちらかにstate管理は統一した方がいいのでしょうか。

分かる方がいました、お願い致します。

Answer 1

具体的にどの場面でどちらを使った方がよろしいのでしょうか

突き詰めていくとどちらを使っていても同様のことができるので、チーム内の理解度やアプリの規模によって選択すべきかなと思います。
以下、それぞれの使用感です(あくまで個人の感想なので参考程度に)。

useContext

体感ですがuseContextの方が直感的で組み込みやすいため、そもそもglobal stateに持たせたい値が少ない場合や、小規模アプリでピンポイント導入したい場合に向いてます。
ただ、useContextはProvider配下のコンポーネントの切り分けに気をつけないと、余分なrenderが行われてしまい、パフォーマンスを落とすことが多いです。
その辺りは下記の記事が参考になります。

• useContext + useState 利用時のパフォーマンスはProviderの使い方で決まる！かも。。。？

redux

対してreduxですが、reducerやstore,actionなど前提として知っておくべきことが多いため、導入ハードルは正直高いです。
ただ、useContextと比較した時にカスタマイズしやすいかなという印象はあります。
例えばglobal stateに持った値を、後から追加した画面で使いたくなった時にreduxはその画面でconnectさせればいいですが、useContextはProvider下の構成を(前述のパフォーマンスを考えながら)見直す必要があります。
なので、大規模なアプリの場合はreduxの方が向いているかもしれません。

１つのアプリケーションでどちらかにstate管理は統一した方がいいのでしょうか。

よっぽどの理由がない限りどちらかに統一した方がいいように思えます。理由は前述の通り、それぞれ良し悪しがあり導入する基準も背反だからです。