Postfixにてバウンス・エラーメールを返したくない

Question

前提

今、メールサーバーを構築中の者です。
大まかなものとして、

• CentOS 7
• postfix 2:2.10.1-9.el7
• dovecot 2.2.36
• clamav [clamd clamav-update clamav-milter]
• spamassassin 3.4.0

が入っています。

まだ、メールサーバーの知識が浅いので、間違ったことを書くかもしれませんが、ご指摘いただければ嬉しいです。

発生している問題

バウンスメールやエラーメールが何かしらの問題で返されたときに、それが原因でブラックリストに載ることを恐れています。それでエラーメールをそもそも返さないような設定にしたいと思っています。
https://libsisimai.org/ja/docs/when-does-email-bounce.html
このサイトでいうBとCを送らないようにしたいのです。

バウンスメールはpostfixが配信しているという認識なのですが、そもそも配信を止めることが不可能なのか、できる場合、どのような設定をすると送らずに済むのかが知りたいです。
Googleで検索しても調べ方が悪いのか、該当するものが出てきませんでした。

よろしくお願いいたします。

Answer 1

Postfix が「宛先メールサーバ」で、バウンスメールを返したくないということですよね。

このサイトでいうBとCを送らないようにしたいのです。

B の場合、バウンスメールは「送信メールサーバ」が生成・送信します。
たとえ、バウンスする原因が「宛先メールサーバ」にあったとしても。
なので、「宛先メールサーバ」で正しい設定をしていれば、他に対策はありません。

C の場合、バウンスメールは「宛先メールサーバ」が生成・送信します。
例えば、MTA 複数台構成で、前段 MTA ではドメイン名のみで受け入れて(前段 MTA のキューに入る)、後段 MTA でメールアドレスの存在確認を行なうような構成です。
Postfix から Dovecot へ LMTP で接続する場合もこの構成になる可能性があります。

この場合、バックスキャッター(Backscatter) という SPAM 送信に悪用されることがあるので、注意が必要です。
バックスキャッターに利用された場合、バウンスメールの送信元IPアドレスが「宛先メールサーバ」(前段 MTA)になるので、ブラックリストに載る可能性が高いです。

対策は、前段 MTA でメールアドレスの存在確認を行ない、バウンスの原因となるメールを拒否する(キューに入れない)ようにします。

Comments

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わかりやすい説明ありがとうございました！参考にさせていただきます。