MIPSのアセンブリ言語を解読したい

Question

解決したいこと

MIPSのアセンブリ言語ですが，何をやっているプログラムかわかりません．
何をしているプログラムなのかわかる方がいらっしゃれば，教えていただけると幸いです．

アセンブリ言語のコード

コードの表示(インライン)

main:
addi $s2, $zero, 0
addi $s3, $zero, 0 
addi $s4, $zero, 0 
addi $s5, $zero, 0

L1:
slt $t0, $s5, $s1
beq $t0, $zero, L4 
lw $s7, 0($s6) 
addu $s2, $s2, $s7 
slt $t0,$zero,$s7 
beq $t0,$zero,L2 
addu $s3, $s3, $s7
j L3

L2:
slt $t0, $s7, $zero
beq $t0, $zero, L3
addu $s4, $s4, $s7

L3:
addi $s5, $s5, 1 
addi $s6, $s6, 4 
j L1

L4:

（$s1にはある自然数が， $s6にはある配列の先頭アドレスが割り当て済み）

Answer 1

おそらく、遅延分岐のせいで意味がわからなくなっているのではないでしょうか。
MISP 命令セットでは分岐命令の次の命令は分岐に先立って（＝分岐するか否かに関わらず）実行されます。
（そう解釈すると逆に１９行目のbeq は意味不明ですが）
C言語風に解析すると、以下のようになります。

int* s6; // 入力 数値の配列
int s1; // 入力 個数
s2 = 0;
s3 = 0:
s4 = 0;
s5 = 0;
s7 = *s6; // 遅延分岐による先行実行
while (s5 < s1) {
  s2 += s7;
  s3 += s7; // 遅延分岐による先行実行
  if (0 >= s7) {
　　s4 += s7;
  }
  s5 ++;
  s6 ++;
  s7 = *s6; // 遅延分岐による先行実行
}
  

仕様としては、s6 に　s１個の整数の配列が与えられると、 s2, s3 に合計、s4 に負の数のもののみの合計が入ることになります。
なんか変ですね。これ、 nop が削除されてたりしませんかね？ MIPSの命令では、beq 命令の次の nop は重要な意味を持ちます。もし、19行目の beq と 24行目の beq の次に nop があれば、

int* s6; // 入力 数値の配列
int s1; // 入力 個数
s2 = 0;
s3 = 0:
s4 = 0;
s5 = 0;
s7 = *s6; // 遅延分岐による先行実行
while (s5 < s1) {
  s2 += s7;
  if (0 >= s7) {
　  s3 += s7;
  } else {
　　s4 += s7;
  }
  s5 ++;
  s6 ++;
  s7 = *s6; // 遅延分岐による先行実行
}
  

となり、
s6 に　s１個の整数の配列が与えられると、 s2に合計、s３に正のもののみの合計、s4 に負の数のもののみの合計が入るという仕様になり、自然な感じです。

Answer 2

回答ではありません。

このコードは何かの演習でしょうか? そんな複雑なコードには見えませんが、、、
$s1回数のループをしているようです。

MIPSの命令は詳しくないので、ちょっと検索すると、大学関係がパラパラと。　WikiにもMIPSアーキテクチャ の項目があって、その中ほどに命令一覧があるので、見ると、
addi $s2, $zero, 0 $s2 = 0
slt $t0, $s5, $s1 $t0 = $s5 < $s1
beq $t0, $zero, L4 if ($t0 == 0) goto L4
lw $s7, 0($s6) $s7 = $s6[0]

とか分かります。
じゃ、全体では何してるか? は、どういう状況の処理か分からないと何も言えません。 また、命令セットを元に Cとかのコードに置き換えるのは難しくないでしょう。

参考までに。