動体検出のプログラム(cv2.accumulateWeighted)について質問させてください

Question

前後のフレームの差から動体検出をするプログラムを勉強しています。
参考URL
OpenCVを利用して動画（カメラ）から動体検知をする方法について

#avgにデータが入っていない場合はgrayのデータフレームをコピーする
if avg is None:
    avg = gray.copy().astype("float")
    continue
#現在のフレームと移動平均との間の差を計算する
cv2.accumulateWeighted(gray, avg, 0.5)
frameDelta = cv2.absdiff(gray, cv2.convertScaleAbs(avg))
#二値化する
thresh = cv2.threshold(frameDelta, 3, 255, cv2.THRESH_BINARY)[1]

この手法を割と多くのWebサイトで紹介されているのを見かけますが
現在のフレームと移動平均との間の差を計算する
cv2.accumulateWeighted(gray, avg, 0.5)
この部分について公式のTipsを見たりしたのですが
意味を理解しかねております。

今までよくわかっていないまま
前後のフレームを比較して差が生じたところを
3つ目の引数のパラメータを操作しながら顕著化するものとばかり
思っていたのですが、そうではないのでしょうか。

また、以下の文以降、avg = gray.copy().astype("float")はどこにも記述されていないのですが
ずっと一番最初に取得したavgを比較対象にしているということでしょうか。

#avgにデータが入っていない場合はgrayのデータフレームをコピーする
if avg is None:
    avg = gray.copy().astype("float")
    continue

無知で申し訳ありませんが
どなたかもう少しかみ砕いてご教授お願いできませんでしょうか。

なお、こちらのURLで紹介されている方法は毎フレームごとに比較をしているのは
コードを見て理解できました。
OpenCVで動体検知をトライ（フレーム間差分法）

Answer 1

私はpythonできない人ですが…

そのコードは毎フレーム実行するのですよね？
で，各フレームの入力画像は gray である，と．

if avg is None
avg = gray.copy().astype("float")

これは，「初回（１フレーム目の処理の際）に，avg の内容をgrayの内容のコピーとする」という話でしょう．
（で，初回の処理でこの avg =... が行われるので，次回以降ではこのifの条件を満たさなくなる．）

２フレーム目以降では，

cv2.accumulateWeighted(gray, avg, 0.5)

としてavgを更新しています．
accumulateWeightedの意味はCVのリファレンスを見た方が早いです（というか，わからんやつについてはリファレンスなりを見ましょう）．
ここでは，avg = gray*0.5 + avg*0.5としてavgの内容を gray を用いて更新しています．
簡便なのでよくやる手です．(0.5はデカすぎると思うけど）
（イメージが湧かないなら，何か適当な数列でこの計算をやってみればよいかと）

あとは，avgとgrayの差を取っているだけですね．