メールアドレスのローカルパートとユーザ名（アカウント）が異なるメールサーバー（プロバイダ）って存在しますか？

Question

メールアドレスとメールアドレスのパスワードを登録して、そのメールアドレスのSMTPサーバにアクセスしてメールを送信するメールクライアントソフトを作成しています。

メールアドレスは「ローカルパート@ドメイン（例：[e-mail]）」で構成されていると思うのですが、このローカルパートを使用してSMTP認証などを行っています。

つまり、ユーザに設定してもらう設定項目は「メールアドレス」と「パスワード」だけで良いと考えています。（ローカルパートは、登録してもらったメールアドレスの『@』の左部分を抜き出せばわかります）

そこでふと思ったのですが、もしローカルパートとユーザ名が異なるメールサーバが存在していると、SMTP認証に失敗してしまいます。
メールアドレスは「[e-mail]」なのに、ユーザ名が「piyopiyo」などの場合です。

この場合、「メールアドレス」と「ユーザ名」と「パスワード」の3つの設定項目が必要になると思うのですが、そもそも、そんなメールサーバって存在するのか？というお話です。

そんなメールサーバって存在しますか？

Answer 1

一口にメールサーバーといっても、受信用のPOP3サーバーやIMAPサーバー、送信用のSMTPサーバーがあります。
ご質問内容は、SMTPサーバー認証に使用するユーザー名と、メールアドレスに使用しているローカルパートが異なることがあるのか？ということですが、実際にその様なサービスはあると思います。

私が自宅で使用しているプロバイダのメールは、最初に発行してもらったユーザー名を使用して認証しますが、メールアドレスのローカルパートは自由に変更できます。

ThunderBirdなどのSMTP設定を見ても、SMTP認証に使用するユーザー名がメールアドレスである必要がない様になっています。

歴史的に見て、SMTPサーバーには認証が必要無かったこともあり、その認証方法にはいろいろな方法があります。なのであまり統一したやり方が無いのが実情です。

Comments

[takey]

＞ご質問内容は、SMTPサーバー認証に使用するユーザー名と、メールアドレスに使用しているローカルパートが異なることがあるのか？ということですが、実際にその様なサービスはあると思います。

まさに聞きたかったことはこれです。

＞私が自宅で使用しているプロバイダのメールは、最初に発行してもらったユーザー名を使用して認証しますが、メールアドレスのローカルパートは自由に変更できます。

ということは、「メールアドレス」、「ユーザ名」、「パスワード」の3つの設定項目をユーザに入力させたほうがよいということですか？

[shanxia]

作成しているクライアントが、どの様なメールサーバーに対応するかによると思います。

Thunderbirdの様に、多くのものに対応するならば、そのユーザー名、パスワードに加えて、SSL/TLS認証、SMTP認証、POP before SMTP認証（古いか？）などなど、いろいろな認証方法を用意する必要があります。
（ちなみに上の例では、SMTP認証にメールアドレスは不要です。送信元が誰かと言うことと、返信先アドレスとしてのみの役割です。）

また、受信にも対応するならば、送信とは設定を別にした方が良いでしょう。
そこまでの汎用性が不要ならば、対応するメールサーバーを決め打ちして、それだけのために設定方法を固定した方が良いと思います。

[takey]

意外と複雑だったのですね。
ありがとうございました。

Answer 2

大きなところだとGoogleAppsForWorkで独自ドメインを使用する場合はユーザ名が「メールアドレスそのもの」ですね。

なので、仮に「メールアドレス」「ユーザ名」「パスワード」が個別に設定出来なくてユーザ名がローカルパート決め打ちのクライアントだと使えないという事態になります。

Comments

[takey]

ローカルパート＝ユーザ名と思わない方が良いということですね。
「メールアドレス」と「ユーザ名」と「パスワード」の3つの設定項目をユーザに入力させるようにします。ありがとうございます。