PostgreSQLのデータベースに接続しようとして、
最も権限の強いpostgresユーザーで接続しようとして、
おそらくデータベース側の設定によって接続が拒否されているのだと思います。
(A5:SQL mk-IIではDB接続時のUTF-8文字列のまま、ダイアログ上に表示してしまうために文字化けになります。)
Windows10上に直接PostgreSQLサーバーをインストールしたのだとすると、
まずはPostgreSQLサーバーでのユーザー認証がどうなっているかを確認します。
pg_hba.confファイルを確認しましょう。
【PostgreSQL】ファイルpg_hba.confの場所(Windows) | PostgresWeb - ポスグレウェブ に拠ると
初期設定で『C:\Program Files\PostgreSQL\XX\data\pg_hba.conf』にあります。
とのことです。
第20章 クライアント認証
に目を通してほしいのですが、初期設定だとWindows上のユーザー名を使ってPostgreSQLサーバーでもユーザー認証する設定になってるはずです。
20.3. 認証方式と、
インストール先のpg_hba.confをチェックしてpeer認証になっていたりするんじゃないでしょうか。
で、この先は、2つの選択肢が考えられます。
1) OSのユーザー名のままpeer認証するなら、Windows上にpostgresユーザーを作って辻褄を合わせる。
もっとも、Windowsにpostgresユーザーをなんとなく作ってごまかす手もありますが、
20.2. ユーザ名マップによると、
PostgreSQL上のユーザー名とOS上のユーザー名をマップする定義ファイルを作っておけば済む話だと思われます。
2)あるいは、OSユーザーと紐づけするのを止めてパスワード認証(scram-sha-256やmd5)に切り替えてサーバー運用するという方針に切り替えることです。
このpg_hba.confファイルでの認証方法を書き換えて、スタートメニューからReload configuration fileを実行するか、
「サービス」でPostgreSQLを探してサービスの再起動をすれば反映されますが、
書き換えに失敗しているとサービスが起動しなかったりするので、
pg_hba.confファイルが置かれているフォルダの近くにあるlogsフォルダに出力されるサーバーのログファイルをチェックする癖をつけましょう。
管理者権限のついてるpostgresユーザーにはパスワードを忘れずに設定してください。
万が一他人が接続したときにデータベースを壊される可能性がありますので、真面目にパスワードを設定します。
1)の手法は自分ではやったことがなく2)の手法をやってますね。
2)の手法でやるときのパスワードの設定は
ALTER ROLE
を参照してください。
パスワードがわからなくなったなどでpsqlなどでも接続できなくなったら、
pg_hba.confで臨時にtrust認証にして反映して、postgresユーザーで接続後パスワードをSQLコマンドで再設定します。そして元の認証方式に戻します。