onLocationChanged()メソッドの引数について /android開発

Question

書籍でandroidアプリ開発（kotlin）を学習中です。
下は公開されているサンプルコードです。

この中で　* ロケーションリスナクラス。　と記載されている箇所についてです（やや下の方）。

書籍の解説には以下の記載があります。

"onLocationChanged()の引数のLocationオブジェクトにプロバイダ（今の設定ではGPS）から取得した位置情報が格納されています。Locationオブジェクトのlatitudeプロパティ、およびlongitudeプロパティで緯度、経度が取得できるので、取得した緯度、経度を> フィールドに格納します。

ここから質問なのですが、onLocationChanged()メソッドの引数には自動的にLocationオブジェクトが渡されているという理解で間違っていないでしょうか。
また、仮にそうだとしてLocationオブジェクトはどこで生成されているのでしょうか？
そもそも、理解が間違っていたなら指摘を頂けると嬉しいです。

よろしく、お願いします。

package com.websarva.wings.android.implicitintentsample

import android.Manifest
import android.content.Context
import android.content.Intent
import android.content.pm.PackageManager
import android.location.Location
import android.location.LocationListener
import android.location.LocationManager
import android.net.Uri
import android.support.v7.app.AppCompatActivity
import android.os.Bundle
import android.support.v4.app.ActivityCompat
import android.view.View
import android.widget.EditText
import android.widget.TextView
import java.net.URLEncoder

/**
 * 『Androidアプリ開発の教科書』
 * 第14章
 * 暗黙的インテントサンプル
 *
 * アクティビティクラス。
 *
 * @author Shinzo SAITO
 */
class MainActivity : AppCompatActivity() {
	/**
	 * 緯度フィールド。
	 */
	private var _latitude = 0.0
	/**
	 * 経度フィールド
	 */
	private var _longitude = 0.0

	override fun onCreate(savedInstanceState: Bundle?) {
		super.onCreate(savedInstanceState)
		setContentView(R.layout.activity_main)

		//LocationManagerオブジェクトを取得。
		val locationManager = getSystemService(Context.LOCATION_SERVICE) as LocationManager
		//位置情報が更新された際のリスナオブジェクトを生成。
		val locationListener = GPSLocationListener()
		//ACCESS_FINE_LOCATIONの許可が下りていないなら…
		if(ActivityCompat.checkSelfPermission(applicationContext, Manifest.permission.ACCESS_FINE_LOCATION) != PackageManager.PERMISSION_GRANTED) {
			//ACCESS_FINE_LOCATIONの許可を求めるダイアログを表示。その際、リクエストコードを1000に設定。
			val permissions = arrayOf(Manifest.permission.ACCESS_FINE_LOCATION)
			ActivityCompat.requestPermissions(this@MainActivity, permissions, 1000)
			//onCreate()メソッドを終了。
			return
		}
		//位置情報の追跡を開始。
		locationManager.requestLocationUpdates(LocationManager.GPS_PROVIDER, 0, 0f, locationListener)
	}

	override fun onRequestPermissionsResult(requestCode: Int, permissions: Array<String>, grantResults: IntArray) {
		//ACCESS_FINE_LOCATIONに対するパーミションダイアログでかつ許可を選択したなら…
		if(requestCode == 1000 && grantResults[0] == PackageManager.PERMISSION_GRANTED) {
			//LocationManagerオブジェクトを取得。
			val locationManager = getSystemService(Context.LOCATION_SERVICE) as LocationManager
			//位置情報が更新された際のリスナオブジェクトを生成。
			val locationListener = GPSLocationListener()
			//再度ACCESS_FINE_LOCATIONの許可が下りていないかどうかのチェックをし、降りていないなら処理を中止。
			if(ActivityCompat.checkSelfPermission(applicationContext, Manifest.permission.ACCESS_FINE_LOCATION) != PackageManager.PERMISSION_GRANTED) {
				return
			}
			//位置情報の追跡を開始。
			locationManager.requestLocationUpdates(LocationManager.GPS_PROVIDER, 0, 0f, locationListener)
		}
	}

	/**
	 * 地図検索ボタンがタップされたときの処理メソッド。
	 */
	fun onMapSearchButtonClick(view: View) {
		//入力欄に入力されたキーワード文字列を取得。
		val etSearchWord = findViewById<EditText>(R.id.etSearchWord)
		var searchWord = etSearchWord.text.toString()
		//入力されたキーワードをURLエンコード。
		searchWord = URLEncoder.encode(searchWord, "UTF-8")
		//マップアプリと連携するURI文字列を生成。
		val uriStr = "geo:0,0?q=${searchWord}"
		//URI文字列からURIオブジェクトを生成。
		val uri = Uri.parse(uriStr)
		//Intentオブジェクトを生成。
		val intent = Intent(Intent.ACTION_VIEW, uri)
		//アクティビティを起動。
		startActivity(intent)
	}

	/**
	 * 現在地の地図表示ボタンがタップされたときの処理メソッド。
	 */
	fun onMapShowCurrentButtonClick(view: View) {
		//フィールドの緯度と経度の値をもとにマップアプリと連携するURI文字列を生成。
		val uriStr = "geo:${_latitude},${_longitude}"
		//URI文字列からURIオブジェクトを生成。
		val uri = Uri.parse(uriStr)
		//Intentオブジェクトを生成。
		val intent = Intent(Intent.ACTION_VIEW, uri)
		//アクティビティを起動。
		startActivity(intent)
	}

	/**
	 * ロケーションリスナクラス。
	 */
	private inner class GPSLocationListener : LocationListener {
		override fun onLocationChanged(location: Location) {
			//引数のLocationオブジェクトから緯度を取得。
			_latitude = location.latitude
			//引数のLocationオブジェクトから経度を取得。
			_longitude = location.longitude
			//取得した緯度をTextViewに表示。
			val tvLatitude = findViewById<TextView>(R.id.tvLatitude)
			tvLatitude.text = _latitude.toString()
			//取得した経度をTextViewに表示。
			val tvLongitude = findViewById<TextView>(R.id.tvLongitude)
			tvLongitude.text = _longitude.toString()
		}

		override fun onStatusChanged(provider: String, status: Int, extras: Bundle) {}

		override fun onProviderEnabled(provider: String) {}

		override fun onProviderDisabled(provider: String) {}
	}
}

Answer 1

onLocationChanged()メソッドの引数には自動的にLocationオブジェクトが渡されているという理解で間違っていないでしょうか。

だいたいそう思っていただいて良いと思います。requestLocationUpdates()によってロケーションの更新とその間隔や、結果を受け取るリスナーがセットされれば、それをトリガーとしてAndroidシステムの中で位置情報を定期的に取得するサービスが動作します。そして得られた情報を、セットされたリスナーを介して渡してもらえるものと考えれば良いと思います。

仮にそうだとしてLocationオブジェクトはどこで生成されているのでしょうか？

LocationManagerの中で生成されています（多分）。いずれにしてもユーザーが触れることのない部分です。

Comments

[doroidon]

ありがとうございます。
自己解決の部分に追加で質問書いてしまいました。。。

もしお時間いただけるなら、お願いします！

Answer 2

早速の回答ありがとうございます。
理解が間違ってなくて、ホッとしました。

ご回答を参考にリファレンスを読みとこうとしました。

わたしの理解はおかしくないでしょうか。

LocationListener　には
リンク内容

Used for receiving notifications from the LocationManager when the location has changed. These methods are called if the LocationListener has been registered with the location manager service using the
と記載されているので、渡ってくる引数の内容はkeicha_hrsさんの言う通りLocationManager からやってくると理解しました

で次に、android.content.Context　のリファレンスを見ると、そこには
リンク内容　

とありました。

この Value:"location" というのが今回の渡ってきた内容の実体？でしょうか。

リファレンスの見方がヘンかもですが、お許しください。
よろしくお願いいたします。

Comments

[keicha_hrs]

Constant Valueというのは、その定数の実体がどのように定義されているかを記述しているだけです。ここで言えば、LOCATION_SERVICEはContext.javaの中で

public static final String LOCATION_SERVICE = "location";

のように宣言されているということを表しています。

リファレンスの内容について深く知りたければ、ソースを追いかけてみるのも一つの手段です。Android SDKではソースファイルもインストールできるので、自分の手元のPCでリファレンスにあるAPIのソースを参照することができます。

<SDKのインストールフォルダー>\sources\android-<APIレベル>\

を参照してみましょう。今回参照されたContextクラスで言えば、ページの一番上の方に完全修飾名が"android.content.Context"のように記されているので、android→contentとフォルダーを辿れば、その下にContext.javaが存在します。

[doroidon]

ありがとうございます。
Constant Value ってそういう意味だったんですね。。。（恥）

APIソースも確認してみます！！！