decltypeについて

Question

decltypeの使用が理解できません。
あるサイトで下記のようなプログラムがあり実行したのですが、エラーをはきました
(下記はc++11)
template <typename T, typename U>
inline auto operator*(const Point<T> &a, U b)
{
return Point<decltype(a.xb)>(a.xb, a.y*b);
}

decltypeは現在のc++では仕様が、かわっているのでしょうか？
また文書理解力の少なさからサイトに書いてあるdecltype情報ではdecltypeがどういった強みがあるのか読み取れなかったのでdecltypeを使うメリットももう少し詳しく教えていただけたらと思います。

Comments

[maisumakun]

どのようなエラーが出ましたか？

[apa]

opelater×のひきすうがおおすぎるというエラーと
テンプレートのひきすうが少なすぎるというエラーです。コードも書きます

template〈typename t ,typename u〉
struct point{
t x；
t y；
inline auto opelater× (const point〈t〉&a, U b)
{
return point〈decltype(a.x × b)〉(a.x × b, a.y × b)
}
}

[yohhoy]

「あるサイト」のURLを質問文に追記できますか？

[SHOMI]

http://yohshiy.blog.fc2.com/blog-entry-334.html
ここの「decltype の活用」かな？

[apa]

それです！

Answer 1

あるサイトで下記のようなプログラムがあり実行したのですが、エラーをはきました

不完全なコード断片を実行しようとして、エラーになっていると推測されます。
該当ページ末尾にサンプルコード autotest.cpp が添付されていますので、そちらを改めて確認してみてください。

---

decltypeは現在のc++では仕様が、かわっているのでしょうか？

decltypeはC++11で追加された機能です。現行仕様(C++17)や次期仕様(C++20)でも大きな仕様変更はありません。
（※: わずかな仕様調整は行われていますが、気にする機会はほぼないと思います。）

サイトに書いてあるdecltype情報ではdecltypeがどういった強みがあるのか読み取れなかったのでdecltypeを使うメリットももう少し詳しく教えていただけたらと思います。

decltypeの強みは、その機能通り「式(expression)から型(type)情報を取り出せる」ことです。C++テンプレート・メタプログラミングによるジェネリックなコード記述で必要になるケースがあります。逆に言えば、そのようなコードを書かないのであればdecltypeを使う機会は無いでしょう。

decltypeが導入されたC++11時点に比べると、その後のC++仕様改定（C++14→C++17）ではautoキーワードによる型推論を使えるケースが増えたため、本当にdecltypeが必要なケースは減ったように思います。

Comments

[SHOMI]

末尾にサンプルコードあったのですね。該当部分だけ見て自分で書いちゃいました…

Answer 2

ここの「decltype の活用」でしょうか？
(コンストラクタとシフト演算子を追加すれば)問題なく動作しましたが…

#include <iostream>
template <typename T>
struct Point
{
	T x;
	T y;
	Point(T x, T y) : x(x), y(y) {}
};
template <typename T, typename U>
inline auto operator*(const Point<T>& a, U b)
{
	return Point<decltype(a.x* b)>(a.x * b, a.y * b);
}

template <typename T>
std::ostream& operator<<(std::ostream& stream, const Point<T>& value)
{
	stream << value.x << "," << value.y;
	return stream;
}

int main(void)
{
	std::cout << Point<int>(3, 2) * 0.5 << std::endl;

	return 0;
}

結果

1.5,1

---

Pointにコンストラクタを追加しなくても、

-return Point<decltype(a.x* b)>(a.x * b, a.y * b);
+return Point<decltype(a.x* b)>{a.x * b, a.y * b};
-std::cout << Point<int>(3, 2) * 0.5 << std::endl;
+std::cout << Point<int>{3, 2} * 0.5 << std::endl;

とすればコンパイル可能です。

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decltypeを使うメリット

以下のリンク先「この機能が必要になった背景・経緯」を参照して下さい。
decltype
戻り値の型を後置する関数宣言構文

Answer 3

テンプレート引数を吐き出せるようにしたのが、decltypeということだと理解した