Linuxにおける実行権限とは

Question

ls -l
>>-rw-rw-r-- 1 vagrant vagrant 45  5月 31 09:22 loop

cat loop
>>
#! /usr/bin/python3
while True:
    continue

上のようなプログラムがありまして、実行権限はなく読み書きまでの権限になっています。
しかしpython3 loopは問題なく実行でき、./loopはPermission deniedとなり実行できません。
つまりchmodなどでいじる実行権限はそのファイル単体で実行する時に関するもので、python3などのプログラムに渡す時には影響しないということですか？

このあたりの「実行とは？」という部分について理解したいので、ご教授願います。

（無限ループの部分は本質的ではないです、すみません）

Answer 1

Linux（カーネル）が「実行」できるのはELF形式のバイナリ、スクリプト（テキスト形式）、a.outなどです。
スクリプトの場合、先頭行に#!/bin/bashのように、そのスクリプトを解釈するインタプリタを指定します。

権限は「各ファイル」に属するため、スクリプトを直接「実行」するためには、そのスクリプトファイルに実行権限が付与されている必要があります。（あくまでスクリプト→インタプリタの順に動作を開始する）

python3 loopとした場合、これはpythonインタプリタを直接実行して、そのインタプリタがスクリプトを読み取る（インタプリタ→スクリプトの順）のため、python3に実行権限が付与されていれば良いということになります。

逆に言えば、インタプリタ側の実行権限さえあれば、スクリプトファイルは読み取り権限だけでもpython3 loopと同じようにすれば実行できる、という事になります。

Answer 2

python3 loopとした場合に実行されているのはpython3で、loopはpython3によりテキストファイルとして読み取られているだけです。

UNIX系OSは一行目先頭に#!(シバン)が書かれたテキストファイルを実行すると、そのファイルを#!の後に書かれたプログラムに読み込ませる動作をします。
#!が書かれたファイルを実行するため、当然ながら実行権限が必要です。