最新LLVMの10.0.0をインストールしたのちのpostgres12の導入について

Question

この質問は結構難しかもしれません。

こちらのサイトを元に
https://qiita.com/uyuni/items/4b0949baabd6a8fc8198

LLVM10.0.0をインストールしました。

OSはCENTOS7です。
最新版のLLVMをインストールしてかつperlやらgccなども適切なverをインストールしているので問題ないことがわかっているなかで
postgres12.3のrpmをインストールしようとしたところ

以下のようなエラーが表示されました。

--> 依存性の処理をしています: llvm5.0-devel >= 5.0 のパッケージ: postgresql12-devel-12.3-1PGDG.rhel7.x86_64

--> 依存性解決を終了しました。
エラー: パッケージ: postgresql12-devel-12.3-1PGDG.rhel7.x86_64 (/postgresql12-devel-12.3-1PGDG.rhel7.x86_64)
要求: llvm5.0-devel >= 5.0
エラー: パッケージ: postgresql12-devel-12.3-1PGDG.rhel7.x86_64 (/postgresql12-devel-12.3-1PGDG.rhel7.x86_64)
要求: llvm-toolset-7-clang >= 4.0.1
問題を回避するために --skip-broken を用いることができます。
これらを試行できます: rpm -Va --nofiles --nodigest

そこで質問です
なぜこんなことが起きるのでしょうか？
llvmの最新版をインストールしたばかりなのに
llvmのパッケージを要求してきます。
llvmはLLVM 10.0.0からllvm-project-10.0.0.tar.xzという一つのファイルが全プロジェクトを含んでいるとのことでしたので
llvm-develというのは存在しないのですか？

以上です
よろしくお願いいたします。

Answer 1

サーバー機能だけなら postgresql12-server だけでいいはずですが、postgresql12-devel も必要ですか？

postgresql12-devel は llvm-toolset-7-clang パッケージ (＝RPMファイル) を必要とするよう、作成されているようです。
(llvm-toolset-7-clang がインストールされた環境でコンパイルされている)

ソースコードからコンパイル・インストールした LLVM は、機能的には条件を満たすのかもしれませんが、yum,dnf/rpm の管理外ですので、postgresql12-devel の条件/依存関係を満たしません。

llvm-toolset-7-clang パッケージは centos-sclo-rh リポジトリで提供されているようですので、以下の手順でインストールできると思います。

yum install centos-release-scl centos-release-scl-rh
yum install postgresql12-devel

Comments

[Carlos_is_only]

ありがとうございます
パッケージとしてdevelはllvmを導入しないといけない条件なんだそうです

「ソースコードからコンパイル・インストールした LLVM は、機能的には条件を満たすのかもしれませんが、yum,dnf/rpm の管理外ですので、postgresql12-devel の条件/依存関係を満たしません。」

これは知らなかったです