実行環境

Windows 10
Blue Prism 6.4

話題

対象オブジェクト：Utility - Environment
対象ページ　　　：Start Process Read Stderr and Stdout

問題：実行できるプログラムと出来ないプログラムがある

例としてディレクトリ _C:\Windows\System32_ に存在する実行プログラム PING.exe と query.exe を Start Process Read Stderr and Stdout でそれぞれ実行させた場合を以下に示します。

PING.exe を与えた場合

オブジェクトの引数 Process Name に文字列 C:\Windows\System32\PING.exe を与えた場合、想定通りコマンドが実行されます

（引数が不十分なためエラーメッセージが出力されますが、ここでは割愛します）

query.exe を与えた場合

オブジェクトの引数 Process Name に文字列 C:\Windows\System32\query.exe を与えた場合、以下のエラーを返して VBO が実行されません

Internal: Could not execute code stage because exception thrown by code stage: 指定されたファイルが見つかりません。

考察

同一のディレクトリ上に配置された実行プログラムなので、期待としては同様に実行できて欲しいところでしたが、そうなりませんでした。
推測としては Windows のファイルパス（環境変数）とは別に BP が保持しているパスがあるのではないかと考えています。

回答依頼事項

上に例示した 2 ファイルで実行結果が異なる理由を説明をお願いします。

※ 可能であれば、言及された外部サイトの URL や公式ドキュメントなどご紹介頂けますと感激します。

上記、拙い質問で恐縮ですが
ご回答のほど宜しくお願いします。

行動規範の内容に同意します

回答3件

ベストアンサー

解決方法ではないのですが、情報として回答いたします。
Windowsが64bitの場合、コマンドラインプログラムは 32bit or 64bit によって入っているフォルダが異なります。

64bit時のフォルダ → C:\Windows\System32 → Query.exe存在する
32bit時のフォルダ → C:\Windows\SysWOW64 → Query.exe存在しない

上記内容からすると、BluePrismのVBOとやらは32bitプログラムとして実行していると思われます。
※WindowsがSystem32を自動的にSysWOW64に置換して実行します。

私自身、BluePrismが全く分からないので、解決方法は分かりません。(ごめんなさい)
ちなみにC:\Windows\Sysnative\Query.exeでは実行できますか？
(↑32bitプログラムから、64bitのSystem32にアクセスする方法)

投稿2020/05/22 02:25

編集2020/05/22 02:38

FKD

総合スコア268

Yosuke-Kawakami

2020/05/22 04:09

素晴らしい。満点の回答です。 BP 社のサポートの問い合わせた結果も同等の回答（パスは C:\Windows\SysWOW64 を参照している）とのことで回答はドンピシャでした。またご教授頂きました対応策 C:\Windows\Sysnative\Query.exe が問題なく動作することを確認しました。この対応は知らなかったため、類例の知見としてストックさせて頂ければと思います。ベストアンサーに設定させて頂きます。

行動規範の内容に同意します

私の方でもいろいろと試してみたのですが、最新の Blue Prism 6.7.1 でも同じ事象が発生しました。

そのため、以下のような query session を実行するバッチファイルを用意して、[Start Process Read Stderr and Stdout] アクションや他のアクションから呼び出すなどの試行錯誤を実施してみたのですが、「指定されたファイルが見つかりません。」問題が回避できても以下のような「認識されていません」メッセージが出力され query.exe を実行することができませんでした。

cd C:\Windows\System32
query.exe session > c:\temp\Execute_Query_Session.log 2>&1

'query.exe' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

また、用意したバッチファイルを単体でダブルクリックで起動すると以下のようにセッション情報が取得できるため、用意したバッチファイルは問題なさそうでした。

 セッション名      ユーザー名               ID  状態    種類        デバイス 
 services                                    0  Disc                        
>console           <★ユーザー名★>          1  Active

経験上、このようなケースは見たことがないため、query.exe が特殊な作りになっていると予想いたします。また、以下のページでは「queryを起動すると、query.dllに含まれるコマンドがPC上で実行されます。」と記載されているため、単純な exe ファイルではなさそうでした。

https://www.processlibrary.com/ja/directory/files/query/18919/

もし、query.exe を実行し、その結果を利用する必要があるようでしたら、バッチファイルを Windows のデスクトップへ配置いただき、それを Blue Prism からダブルクリックさせるような対処が必要かも知れません。実行結果も一旦ファイルへ出力し、それを Blue Prism が読み取るような連携も必要かと思います。

また、VBO から query.exe を実行する必要がある場合はサポート窓口までお問合せいただくのが良さそうな気がします。

余り参考となる情報ではございませんが、ご確認の程、よろしくお願い申し上げます。

投稿2020/05/22 01:26

編集2020/05/22 01:45