Reactのアロー関数の合成イベントの使用について

Question

前提・実現したいこと

現在Reactの公式ガイドを読み進めており、記述について、以下質問があります。

MAIN CONCEPTSの5.イベント処理の下記の記述なのですが、
イベントハンドラのonClickに対して、コールバック内でアロー関数が使用されている箇所があります。

該当のソースコード

class LoggingButton extends React.Component {
  handleClick() {
    console.log('this is:', this);
  }

  render() {
    // This syntax ensures `this` is bound within handleClick
    return (
      <button onClick={() => this.handleClick()}>
        Click me
      </button>
    );
  }
}

疑問

SyntheticEventのeがイベントハンドラに引数として渡される必要があるため、eを明示的に引数に指定しない上記のコードに違和感があります。

アロー関数をイベントハンドラに用いる場合も、必ずしもeを渡す必要がないということでしょうか。

ご教示いただけますと幸いです。

補足情報

以前のドキュメントではeの引数が渡されていたようです。

Answer 1

何故この場合引数にイベントが渡されていないのでしょうか。

いえ、渡されてはいます。JavaScriptの関数は、引数の個数を揃えずに呼び出しても構わないので、「引数のない関数を引数付きで呼び出す」状態になっているだけです（functionでargumentsを使うなどしない限り、渡された引数は使えません）。

Comments

[maisumakun]

逆に、仮引数より実引数が少ない場合、足りない分はundefinedとして扱われます。

[退会済みユーザー]

コメントありがとうございます！

イベントが明示的に渡されている場合、handleClick()のような引数がない関数にもイベントが渡されるということですね。理解できました。

公式ガイドの上記のコードのように、eを省略して記載しない場合でも、handleClick()にeが渡されているという認識で間違い無いでしょうか。