python かけ算

Question

a=3
b=+
c=1
として
a b cが
3 + 1となるようなものをpythonで作りたいです
bが何型であれば算用記号だと認識するのでしょうか？

Answer 1

a b cが
3 + 1となるようなものをpythonで作りたいです

そのようなことがしたい場合は、文字列にしておいて、eval を使うのが良いかと思います。

a='3'
b='+'
c='1'

print(eval(a + b + c))

出力結果

4

bが何型であれば算用記号だと認識するのでしょうか？

Python にそのような型はありません。

Answer 2

+は演算子で型はありません。またPythonでは演算子を新たに定義することもできません。一番見た目が近くなりそうなのは、+を文字列にすればこんな風に書けます。

import operator

def calc(*args):
    bin_op_map = {
      "+": operator.add,
      "-": operator.sub,
      "*": operator.mul,
      "/": operator.floordiv
    }
    stack = []
    it = iter(args)
    for a in it:
        op = bin_op_map.get(a)
        if op:
            stack.append(next(it))
            if len(stack) < 2:
                raise ValueError("オペランドが足りません")
            r = stack.pop()
            l = stack.pop()
            stack.append(op(l, r))
        else:
            stack.append(a)
    #計算結果を取り出す
    return stack.pop()

a = 3
b = "+"
c = 1
print(calc(a, b, c))

# 4

ところで、Pythonではクラスを定義すれば演算子をオーバーライドすることができます。この機能を使って論理OR演算子の|をオーバーライドして、中置記法の演算子っぽいものを作った人がいます。

例えば"|たす|"と言う足算をする演算子っぽいものを定義してみます。

# 出典 http://code.activestate.com/recipes/384122-infix-operators/
class Infix:
    def __init__(self, function):
        self.function = function
    def __ror__(self, other):
        return Infix(lambda x, self=self, other=other: self.function(other, x))
    def __or__(self, other):
        return self.function(other)
    def __rlshift__(self, other):
        return Infix(lambda x, self=self, other=other: self.function(other, x))
    def __rshift__(self, other):
        return self.function(other)
    def __call__(self, value1, value2):
        return self.function(value1, value2)

たす = Infix(lambda x,y: x+y)
ひく = Infix(lambda x,y: x-y)
かける =  Infix(lambda x,y: x*y)
わる =  Infix(lambda x,y: x//y)

a = 3
c = 1
print(a|たす|c)

# 4

print(a|たす|c|かける|2)
# 8

以上ご参考まで。

Comments

[hayataka2049]

|を乗っ取って作る中置記法、面白い……けど出典が要りますね。

[Kenji.Noguchi]

出典を追加しました。10年以上前にコピペしたのですが、探したらありました。オリジナルは2005年でした。

Answer 3

お手軽さと拡張性を両立するなら、文字列で持っておいてif文で分岐するのが良いでしょう。

b = '+'

...

if b == '+':
    ans = a + c
elif ...

print(ans)

関数オブジェクトを持つのも良いアイデアですが、慣れないうちは難しく見えるかもしれません。

b = lambda x1, x2: x1 + x2   # operator.add をそのまま使っても可

...

ans = b(a, c)
print(ans)

Answer 4

Pythonは違いますが、+が関数の言語はあります。Lispなどの関数型言語がこれに相当します。

HyというPythonの上に実装されたLispがあるので、これで書いてみます。かっこの先頭が呼び出されるもの、その後ろが引数であることに留意してください。

The Hy Manual — hy 0.18.0 documentation

=> (setv a 3)
=> (setv b +)
=> (setv c 1)
=> (b a c)
4