質問者さんは「iPhoneアプリ開発集中講座」を読まれていると思いますが、無作為にラベルに文字を表示するためのヒントは 118ページの「ジャンケンの結果をランダムに表示する」に載っています。
ジャンケンの結果をランダムに表示させるため、Int.randon()
というメソッド(関数)を使っていますが、これを応用して表示させることが可能です。
そのためには、配列(262ページ)という概念も抑えておく必要があります。
ヒントになるようなサンプルコードを書いてみました。
なるべく余計なことを考えなくても良いように、Playground で動くようにしてあります。
まずは、以下のコードをPlaygroundで動かしてみて、配列の中身や要素数、構文などをいろいろ変更し、ある程度納得してからアプリに移植すると、理解も早くなると思います。
swift
1import UIKit
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3// ラベルに表示したい文字列の配列を作っておく
4let textOne: [String] = ["1", "2", "3", "4"]
5let textTwo: [String] = ["A", "B", "C", "D"]
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7// 配列の何番目の文字を表示するのかを random メソッド(乱数を作る関数)で作る
8// 得られる乱数は 0 から textOne.count 未満(textOne.count とは、textOuneという配列の要素数のこと)が得られる
9let indexOne: Int = Int.random(in: 0 ..< textOne.count)
10let indexTwo: Int = Int.random(in: 0 ..< textTwo.count)
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12// indexOne, IndexTwo に入っている番号を表示する
13print("indexOne は (indexOne) です。")
14print("textOne の indexOne 番目に入っている文字は (textOne[indexOne]) です")
15print("indexTwo は (indexTwo) です。")
16print("textTwo の indexTwo 番目に入っている文字は (textTwo[indexTwo]) です")
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18// 一つ目のラベルを作る(幅が 100, 高さが 50)
19// iOS App として作るのであれば、これはたとえば @IBoutlet weak var labelOne: UILabel! という形で宣言されている
20// Playground であれば、ラベルはとりあえずこういう形で作る、という程度で覚えておく
21let labelOne: UILabel = UILabel(frame: CGRect(x: 0, y: 0, width: 100, height: 50))
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23// 文字色を白にする
24labelOne.textColor = .white
25// ラベルの文字列をtextOne[] という配列の indexOne 番目にする
26labelOne.text = textOne[indexOne]
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28// 一つ目のラベルを作る
29let labelTwo: UILabel = UILabel(frame: CGRect(x: 0, y: 0, width: 100, height: 50))
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31// ラベルの背景色をグリーンにする
32labelTwo.backgroundColor = .green
33// 文字色はオレンジにする
34labelTwo.textColor = .orange
35// 文字を中央揃えにする
36labelTwo.textAlignment = .center
37// ラベルの文字列をtextTwo[] という配列の indexTwo 番目にする
38labelTwo.text = textTwo[indexTwo]
ちなみに、デフォルト(標準)の設定では UILabel は表示されないので、UILabel の右側にあるアイコンをクリックして、ラベルが表示されるようにしてみるといいかと思います。