Visual Studio 2019「新しい項目の追加」に「LINQ to SQL」が表示されない

Question

Microsoft Visual Studio Community 2019（Version 16.4.4）を使っています。
インストール時に個別のコンポーネントの選択で「LINQ to SQLツール」にチェックを入れてインストールを完了しました。
C#のコンソール･アプリケーションでLINQ to SQLを試してみるため、新しい項目の追加ダイアログを表示したのですが、「LINQ to SQL」のテンプレートが表示されません。

![イメージ説明](ebbf530ea5846a26c66acf2592d4bd16.png)

以前のバージョン（VS2017）では同様の作業で表示されていたと思うのですが、VS2019では何か変わったのでしょうか。
インターネット上でいろいろと情報を検索しているのですが解決策を見つけることができません。
どなたか情報をご存じの方がいればアドバイスよろしくお願いします。
また、ここに記載している情報で足らないものがあれば申し付けください。

Accepted Answer

なぜ.NET CoreでLinqToSqlが動作しないという話については以下のような説明になるかと思います。

まず、公式ドキュメントの[LINQ to SQL tools in Visual Studio](https://docs.microsoft.com/en-us/visualstudio/data-tools/linq-to-sql-tools-in-visual-studio2?view=vs-2019)のドキュメント自体に以下のようにあります。

> LINQ to SQL was the first object-relational mapping technology released by Microsoft. It works well in basic scenarios and continues to be supported in Visual Studio, but it's no longer under active development. Use LINQ to SQL when maintaining a legacy application that's already using it, or in simple applications that use SQL Server and do not require multi-table mapping. In general, new applications should use the Entity Framework when an object-relational mapper layer is required.

要約すると、既存のアプリケーション用にLinq To SQLは提供はするけど、活発に開発していないので、新しいアプリケーションを作る場合はEntity Frameworkを使用してくださいとあります。
このLinq To SQLが非推奨になったのは[2008年ころから始まった路線](https://stackoverflow.com/questions/3041011/is-linq-to-sql-deprecated)でした。


そのため、最近(2016年頃)から開発された.NET Coreにおいて非推奨である機能をわざわざサポートをしなかったと推測されます。

Answer

mima_itaさんからのより「質問への追記・修正の依頼」のアドバイスにより解決しました。

結果として、**コンソールアプリの対象フレームワークが「.NET Core 3.0」になっていました**。最初にコンソールアプリのプロジェクトを作成するダイアログで「.NET Core」と「.NET Framework」のいずれかを選択できるようになっていたのですが、気付かずに「.NET Core」を選んでいたようです。

**「.NET Framework 4.7.2」のコンソールアプリプロジェクトを作り直したら、無事に解決しました。
**
ところで「.NET Coreだったり、.NET Framework2.0だと追加できない」という情報はどこで参照できるでしょうか？ ご存じの方がおられたら教えていただけると幸いです。