fortranでの再帰的手続きで発生する「Segmentation fault」

Question

fortran90を用いて、再帰的手続きを含むプログラムを実装していた際に、ある程度の深さまで行くと、「Segmentation fault」を吐いて止まってしまうことがわかったのですが、どなたか、こちらの解消方法をご存じないでしょうか。

問題を再現する小さなコードを以下に示します。
(このコードはあくまで例であり、これで何かをしたいというわけではありません。)
コンパイルにはgfortranを用い、オプションはつけていません。

どうぞよろしくお願い致します。

program main
  implicit none

  Integer :: r  
  r = func(10000000)
  
contains
  recursive function func(n) result(ret)
    Integer, intent(in) :: n
    Integer :: ret 

    if(1<=n) then
       ret = func(n-1)
    else
       ret = 1
    end if
  end function func
  
end program main

Answer 1

関数を呼び出せば、スタックメモリを消費します
そして、その関数が終了すれば、スタックメモリは開放されます。

このような再帰呼び出しを行うと、スタックメモリは消費されるだけとなり、それが尽きたとき、エラーなり暴走するなりして終わります
ということで、コンパイラオプションなどで、スタックエリアの確保容量を増やすことで、ある程度の回数の再帰には耐えることができるようになりますが、それでも限界はあります

根本的な対策としては、アルゴリズムを見直し、再帰を使わないようにコードを書き換える、ということになろうかと思います

Comments

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y_waiwaiさん、回答ありがとうございます。非常によくわかりました。
実は、クイックソートに似たアルゴリズムを実装しており、そこで再帰が必要だったのですが、再帰を回避できそうですので、ご提案の通り、再帰を使わないで実装してみようと思います。
ありがとうございました。