sqlで、なぜわざわざprepare()してQueryRowContext()する必要がある？

Question

こちらのコードを見ていただきたいのですが、sqlで、なぜわざわざprepare()してQueryRowContext()する必要があるのでしょうか？

	var err error
	query := "select * from memo where id = ?"
	stmt, err := prepare(ctx, query)
	if err != nil {
		return nil, errm.Wrap(err, http.StatusInternalServerError)
	}

	err = stmt.QueryRowContext(ctx, id).Scan(&q.ID, &q.Text)
	if err != nil {
		return nil, errm.Wrap(err, http.StatusInternalServerError)
	}

シンプルに、

	var q model.Question
	if err := qr.db.QueryRow(`select * from question where id = $1`, id).Scan(&q); err != nil {
		return nil, err
	}
	return &q, nil

これではいけないのでしょうか？

あと、sqlでなぜcontextが使われているのでしょうか？

ご回答よろしくお願いいたします。

Answer 1

GoのデータベースSQLにおけるPrepareは予めSQLをパースしておく仕掛けです。
ただし、Prepareは裏にキャッシュを持っていて
実際にパースするのは最初にキャッシュにないSQLをPrepareした時だけです。
キャッシュにヒットする場合はパース済みのstmtが返されます。

contextは中断用です。呼び出し元が中断した場合contextを通じて中断されたことを伝搬させる仕掛けです。

Comments

[anonyrabbit]

いつも回答ありがとうございます。MySQLではバージョンによってキャッシュを持つかどうか変わったりするみたいで、キャッシュを持つかどうかはGoの方で決まるんですか？DBサーバのRDBMSの設定で変わったりするのかとも思うのですが。ご存知でしょうか？

[nobonobo]

確かに本当に再利用可能なパース済みのステートメントが得られるかはDBのドライバーとDBMS次第ですね。さらに細かい事をお伝えするとコネクション毎にキャッシュは独立しています。

[anonyrabbit]

わかりました。ありがとうございます。

Answer 2

sqlで、なぜわざわざprepare()してQueryRowContext()する必要があるのでしょうか？

文法エラーを弾きたいとか、少しでも高速にしたいとかの理由じゃないでしょうか。

sqlでなぜcontextが使われているのでしょうか？

折角prepareしたので、それを利用するという事ではないでしょうか。