Hugoという静的サイトジェネレータを使ってWebサイトを作っているのですが,
Hugo自体はApacheライセンスで公開されています。
Hugoというソフト自体を改造などして公開する際には,
なんらかのライセンス表示をしなければならないのは理解しているのですが,
(このことを,ライセンスの文章では派生物(Derivative Work)とよんでいる)
Hugoを使って生成したサイト(制作物)には,
Hugoのライセンスを書かなければならないのでしょうか?
例えばWordは有料ライセンスですが,
制作したdocxファイルにいちいちライセンスは書きませんよね?
Hugoで「直接」生成されたHTML等のコンテンツに関しては、Hugo が指定しているライセンスは適用されません。それはご自信のコンテンツです。ただし「直接」と書いたのには理由があり、そのコンテンツから参照している
- ウェブフォント
- 静的画像ファイル
- CSSファイルやJSファイル等(テーマ等)
- コンテンツの中に書かれている流用物
等に関しては、それぞれのライセンスに従う必要があります。
Hugo のライセンスに関しては、オープンソースソフトウェアである Hugo のソースコード
https://github.com/gohugoio/hugo
を、別の方が配布する場合の話です。サイトのコンテンツの話ではありません。Hugo は Apache ライセンスですので
は制限されません。例えば質問者さんが、ご自信のサイトで hugo のソースコードやバイナリを配っても構いません。
また Hugo を改造してご自身のサイトで配っても構いません。
ただしその際に、ライセンスを変更する事は出来ません。必ず Apache ライセンスで、かつ元のライセンスに書かれている著作権と特許権を変更する事はできません。
つまり「○○さんが作った Hugo を改造してこのサイトで配布しています。Apache ライセンス、Hugo は○○さんの著作物です。」という表記が必要になる事になります。(○○ は Hugo の作者)
また,同様のこと(ライセンスを表示しなければならないかどうか)を,
・Hugoのテーマ
・ホスト先であるGitHub Pages
に関しても教えていただきたいです。
(テーマに関しても難しく,改造した派生物にあたるのか,制作物にあたるのか)
(「GitHub Pagesで公開しています」などと書かなければならないのか)
よろしくお願いします。
さて、Hugo のライセンスの話とテーマのライセンスは、まったく別の話とご理解頂けたものとします。
テーマのライセンスは、そのテーマが配布されているサイトに書かれているはずです。例えば
https://themes.gohugo.io/hugo-theme-zzo/
このテーマのライセンスは MIT です。一般的に MIT ランセンスのソースコードの冒頭部分には、copyright が書かれていますから、これを消さなければ問題ないと思います。まれに NOTICE という名前のファイルが同根されている場合がありますが、もし付いていたら良く読んでからサイト上に置くべきです。
なお稀にテーマのサンプルHTMLのフッタ部分にライセンスが書かれている物がありますが、多くの場合それはサンプルHTMLに書かれているコンテンツ(文章や記事に含まれるテーマではない画像など)に対するライセンスですので、フッタをそのままの状態でご自信のサイトを構築してしまうと、ご自身が書かれたコンテンツにそのライセンスが適用されてしまい、後々問題になる場合がありますので御注意下さい。
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2019/11/23 04:47
2019/11/23 05:58
2019/11/23 06:00 編集