var i = undefined = "v"のような文が怒られない理由はなに？

Question

javascriptでふとに以下のような文をつくってしまい、よろしくない挙動をしてしまいました

var a,b
var i = 3
[a,b] = ['c','d']

当初の予定では、aには'c'がbには'd'が入っていてほしかったのですが、iに['c','d']が入るという結果になってしまいました。

以下ように文末セミコロンを省略しなければよいのですが、

var a,b
var i = 3;
[a,b] = ['c','d']

この書き方

var i = 3 = "v"

は怒られるのに

var i = 3[a,b] = "v"
や
var i = undefined = "v"

が怒られない理由がわかりません。
どなたかご存じのかたはいらっしゃいますか？

Answer 1

3[a, b]は、まずカッコ内がカンマ演算子として解釈されて、3[b]、つまり(3).undefinedと同じ意味になります。

そして、3のようなリテラルにプロパティ参照をかけると、ラッパーオブジェクトを生成して、そこへのプロパティ参照を返します（ラッパーオブジェクト自体は式の終了後に捨てられます）。なので、3[a, b] = ['c','d']は、一時的なラッパーオブジェクトへの代入として文法的に成立してしまいます。

代入式自体は右から評価され、代入結果を返すので、var i = 3[a,b] = "v"では、iに3[a,b] = "v"の結果である"v"が代入されます。

あと、undefinedはもともと変数だったという経緯もあって、代入ができてしまいます（ES5では変更不可になってしまうので、書き換わってしまう心配はないですが）。